１２月がなぜ師走というのか、実感できますね。
こんにちは、札幌のかかりつけ医＆在宅医＠今井です。
気がつけば１２月も既に１４日とほぼ折り返し地点に差し掛かっています。師走というくらい走り回って忙しい毎日を過ごしており、かつこの雪のない、季節感の少ない今年の札幌では本当に、あっ、という間に時間が過ぎていくのを皆さん実感しているのではないでしょうか？
今年はコロナに始まりコロナに終わる・・・・そんな１年でしたね。例年と違い今年は忘年会や街での旧友との飲み会なども皆さん自粛されているとは思いますが、もうしばらくの辛抱と思い頑張っていきましょうね。
当院は現在チーム全員で全力で在宅患者さんの診療、退院支援にあたっていますが、さすがにキャパオーバーになってきており必要性の低い（緊急性の低いですね）在宅患者さんの受け入れはひとまず中止となっています。現在受けているのは本当に最後の最後を自宅で過ごしたいと願う患者さんだけです・・・
実感として思うのは、今回のコロナ禍はいかに札幌における医療提供体制、特に在宅医療の分野に関しては、患者さんを診療する医療機関の体力や診療能力のキャパが限界か、を露にしたと感じています。
自分のこれまでの考えとしては、札幌で在宅医療のキャパの限界が囁かれるのはおそらくは２０２５年過ぎてからになるだろう、と予測していたので（労働人口と在宅医療希望者の推移から）、それにむけて何とか札幌で在宅医療難民がでないように、当院では組織的に在宅医療を対応できるチームをつくっていきたいなと考えこの数年ずっと準備、組織整備を行ってきました。ただこれ程早く限界を突き付けられるような事態が起きるとは・・・・完全に想定外でしたね。
来年、２０２１年はどれだけキャパのある組織をつくれるのか、そこに重点を置いて活動していきたいと思います！札幌で在宅医療や在宅緩和ケア、地域医療に興味のある医師や看護師さん、まずは見学に来てみませんか？お待ちしていますよ～
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