公開日:2020年10月09日

在宅緩和ケア専門、というのは今一つしっくりこないのは自分だけでしょうか?

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

札幌にも随分在宅緩和ケア専門に取り組む医師が増えましたね。また看護師さんの中にも在宅緩和ケア専門で働きたい希望をもつ看護師さんが増えてきたり、緩和ケアが専門、というステーションさんができてきたのを皆さんもご存じかと思います。

在宅緩和ケア専門に活動している医師や看護師さんは本当に志が高く活動されているので決してその活動を否定する訳ではないですが、個人的には在宅医療の中でさらに診療や看護を細分化して、さらに緩和ケアに特化して診療や看護をすることには少し違和感が拭えません。

そもそも一般的に緩和ケアにおける診療や看護に求められることって、身体的,心理的,社会的,スピリチュアルかつ実際的な問題な問題に対してどれだけ質の高いケアや医療を提供でき安楽に生きていってもらうのか、ってことだと思うんです。ただこれらのことってほぼほぼ全て在宅医療の現場で考えて対応しなければならないことなので、

在宅医療のスペシャリスト=緩和ケアのスペシャリスト

ではないかなと思います。

この図でいったら在宅医療のスペシャリストになることは1,2、3の緩和ケア的関わりは8割方はできるような気がします。

 

 

病院での医療は別として、在宅医療のフィールドに関しては専門特化した診療や看護というのは馴染まないのではないかと個人的には考えています。トータルで患者さんを診る、ケアする、認知症への対応もしながら家族のケアもする、脳梗塞後のリハビリをする、予防医療を提供する、患者さんや家族をみながら介護保険の調整を考える、行きたい旅行へ行けるようにお手伝いをする、などなど在宅医療に関わる全てが緩和ケアに通じる道だと思いませんか?

 

 

ということでもし在宅での緩和ケアを真剣にやりたいと思っている看護師さんや医師がいるなら、緩和ケアに特化して診療や看護を行うのではなくなんでも対応する在宅医療の現場で働くことを強くお勧めします。結果としてそれは100%緩和ケアが必要な患者さんに対応していくときに生きる経験になりますので。当院での診療や看護に興味ある方いましたら是非ご連絡くださいね。今も医師と看護師さんは募集中です!!

 

 

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