公開日:2020年06月28日

道内の医療法人の倒産が・・・アフターコロナは医療機関の統合が劇的に進むはず

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

NHKニュース記事を見ていましたが、旭川の病院が民事再生法の適用を申請したようですね。

旭川の医療法人が民事再生申請

「旭川市中心部の民間病院「丸谷病院」を運営する医療法人が、患者数の減少に伴い経営に行き詰まったとして、26日、裁判所に民事再生法の適用を申請しました。今後、道内の医療法人の財政支援を受ける見通しで、これまで通りの診療を行うとしています。

民事再生法の適用を申請したのは、旭川市4条通の丸谷病院を運営する医療法人「丸谷会」です。
丸谷病院は昭和62年に開業し、心療内科や整形外科などの診療科目があるほか85床のベッドを備え、およそ10年前には9億円近くの売り上げを計上していました。
しかし、旭川市中心部には比較的病院が多いとされるなか、ここ数年は患者数が減少し減収傾向を余儀なくされ経営に行き詰まったとして、26日、旭川地方裁判所に民事再生法の適用を申請しました。
代理人を務める弁護士によりますと、負債総額はおよそ6億1000万円にのぼるということです。
一方、今後については、道内の医療法人の財政支援を受ける方向で調整を進めているということで、病院ではこれまで通りの診療を行うとしています。
病院は代理人の弁護士を通じて、「今まで以上に職員が一丸となって、医療サービスを提供していきます。患者の皆さまには安心してほしい」とコメントしています。」

 

ということで85床のベットで6億の負債・・・・普通に病院の経営していければ1、2年もあればすぐに立て直せそうな気もしますが、(診療所レベルでは返済するのに結構難しい金額ですが)コロナの影響による患者数減、及び根本的な市内の医療機関の飽和状態により法人合併をすることになったのでしょうね。合併する医療法人さんは同じ市内か近郊の医療法人か・・・・いずれにせよ医療機関の統廃合は今後劇的に進むはずです。

 

今回のコロナ禍による影響は、病院、診療所経営において目に見えなかったものを浮かび上がらせてくれています。今後の北海道、札幌市内の医療機関状況、医療状況はアフターコロナで大きく変化していくこと間違いなしです。どう対応すべきか、そして今から何を準備していくのか・・・・自分も少しずつ考えていきたいと思います。

 

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