訪問診療はするけど患者さんは診察しない?札幌の施設で現在起きている変なこと
こんにちは、札幌の在宅医@今井です。
施設系の訪問診療は当院は積極的には行いませんが、外来で診ていた患者さんや在宅で診ていた患者さんが入居した場合はそのまま継続して診療すること、結構あります。
さてコロナウイルスによる騒動が現在も継続していますが、最近行ったサ高住でとある担当者からこんなことをお聞きしました。
スタッフ:先生以外のところも訪問にきてもらっているんですが、最近そこの診療所が<訪問には来るけど診察はしない>っていう方針になりました
今井:どういうこと?
スタッフ:訪問診療のために住宅には来ますけど、感染のリスク高くしたくないので、患者さん本人の診察はしないで看護職員から状態だけ聞いてお薬だして帰ることにしたみたいです。
今井:・・・・
とまぁこれって診療ではないし120%ダメなやり方ですよね。診察しないなら訪問する意味ないですし、そもそもそれって訪問診療でもなんでもなくただの不正請求だと思うんですが・・・まぁ施設担当者にあれこれ言うのも好きではないので何も言わずに帰ってきましたが、何か思うところは施設側もあるのでしょうね。
札幌は大阪に次ぎ全国2番目のサ高住過密地域で市内に2万ちょっとの住宅があります。(確か大阪は2万7千くらいだったような・・)サ高住にはこのような訪問診療や訪問看護、針灸などの訪問マッサージなどが出入りすることはあるかと思いますが、皆さんがもし施設側、住宅側から色々提案を受けた場合はいろんなことを考えてから受けるようにしてみてくださいね。本当に色々ありますので。
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