公開日:2019年07月15日

在宅医療者は、患者さんとその家族のストーリーや思い出に共感できることが必須ですよね。

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

施設での暮らしに???を訴える患者さんや家族の話をよく外来で聞いていますが、大抵は「こんなに困っているのに施設側の医療者、介護者はきちんと対応してくれない!!」ってことが問題の根底にあるように思えます。

なんでそんな塩対応となってしまうのかなぁ・・・と考えていましたが、やっぱりその根底には患者さんや家族の方の気持ちや大事にしていること、患者さんを取り巻くストーリーに施設側の人間が興味をもたないことが一番の原因ではないかとも思えてきました。

通常の居宅の在宅医療であれば、在宅医も訪問看護師もケアマネさんもまずは本人がどういう生い立ちで今までの人生で何をしてきたのか、何を大事に考えて生きてきて、今は何を心の支えにしているのかっていう点は効いていますが一部の施設に入居してしまうとされがない・・・・質の高い、患者さん家族に満足してもらう在宅医療を提供するためには、在宅医療者個々人が患者さんとその家族のストーリーや思い出に共感できることって非常に重要だと考えていますが皆さんはどう考えますか?

 

報酬面で多くの患者さんや家族を少ない人数でケアしていかなければいけないのは事実だと思いますが、一人一人丁寧にその人のバックグランドまで理解した上で診療や介護をする在宅医療者が少しずつでも地域で増えていけばいいですね。皆さんの周りの医療、介護者はいかがですか?よければご意見くださいね。

 

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