お悔やみ訪問こそ自分が成長、スキルアップする絶好の機会だと思っています。

こんにちは、札幌のかかりつけ医＆在宅医＠今井です。

数か月前にとある訪問看護ステーションさんと患者さんを一緒に診療、お看取りしたのですが、その後そこのスタッフさんと会う機会があり

「お悔やみ訪問行きました？どう思いました？」

と聞いたところ、まさかの

「忙しくていっていないんですよね～」

っていう返事がありました。そうかそうかと話は適当に終えましたが、正直お悔やみ訪問に行かないって心情的な問題うんぬんより、単純に自身がスキルアップ、成長する絶好の機会なのに「なんて勿体ない！！」と思いましたよ。

自分が診療している時に把握していて考えていた患者さん家族の心情、スピリチュアルペイン、その他こうだろうなと思って対応していたことを、事後にその御家族目線の話をきちんと聞いて自分が合っていたのか間違っていたのかを確認できる、そんな貴重な機会がお悔やみ訪問だと思います。

お悔やみ訪問を回数を重ねていくことで、次の患者さんからは患者さんや家族の表情から読み取れる情報が増える、より心情に配慮した対応ができる、質の高い在宅が提供できるようになる・・・そう今井は確信していますよ。

皆さんはお悔やみ訪問されていますか？そして何のためにしているかちゃんと考えていますか？