公開日:2018年09月11日

コンビニは地域包括ケアシステムの中でどのような役割を果たしていくのか?【ケアローソンって高齢者に魅力的?】

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

街中にたくさんあるコンビニですが、これからの主たる客層は高齢者となるのは明らかですよね。地域包括ケアの中で本当に住民にとって便利な機能とは、求められる機能はこれから何になるのでしょうか?

日経デジタルヘルスに気になる記事がありましたので一読ください。

ローソンが都内初の「ケアローソン」をオープン

コンビニエンスストア大手のローソン(東京都品川区)は2018年8月1日、「ローソン千駄木不忍通り」(東京都文京区)をリニューアルし、都内初の「ケアローソン」をオープンした。コンビニの商品に加えて、OTC医薬品や介護食、介護用品などを販売し、調剤薬局や介護・栄養相談の機能も集約した。栄養相談窓口を設けるのはケアローソンでも初めて。

介護・栄養相談窓口は医療法人龍岡会(東京都文京区)が運営する。介護相談窓口は月曜日から土曜日の9時から17時まで同法人のケアマネジャーなどが対応し、栄養相談窓口は水・金の9時から17時まで管理栄養士が担当。調剤薬局は大手のクオール(東京都港区)が運営し、月~金は9時から19時、土曜は9時から13時まで営業する。

 

 

 

将来的には(というか現在も)商品の安さや品ぞろえで選ぶ客はネットでの注文、配達を利用するようになるでしょうから、実店舗を運営するコンビニは安さや品ぞろえ以上の魅力がないとだめですよね?

ではその魅力とは何になるのか?

もちろん日用品や食料(弁当など)のついでに介護用品を買えるっていうのも魅力だとは思いますが、それ以上に高齢者にリピーターになってもらうためにはコンビニ自体が<街の中での高齢者のサロン化>していくことが必要なんじゃないかと自分は思いますがどうでしょうか?・・・・ケアマネしかり薬剤師さんしかり医薬品の販売などもそのために必要でしょう。

あと将来的には高齢者向けの簡単なリハビリしたり、デイやショートなど併設するコンビニがでてきてもおかしくないかも知れませんね。そんなマルチな機能をもつことがコンビニが高齢者にとって魅力的な場所となるために必要なんじゃないかなぁと自分は思いますがどうでしょうかね?

 

ということでこれまでは”ドラッグストアのコンビニ化”ってよくありましたが、これからの地域包括ケアの中では”コンビニのドラッグストア化と更なる進化”っていうことがどんどん進みそうじゃないかなと予想しますどうなりますかね・・・・

 

今後在宅医療の拠点の一つとして、地域包括ケア野中でコンビニが果たす役割がどうなっていくのか注目して経過みていきたいと思います。

皆さんはコンビニの進化がどうなるか、どう予想しますか?よければご意見くださいね。

 

 

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