医師の時間外労働が減らないのは、病院管理者の働かせ方改革がすすんでいないから!
こんにちは、札幌のかかりつけ医@今井です。
いやー、m3のこの記事ですが医師の時間外労働がなぜ減らないかの疑問の本質ついていますね。
医師の働き方改革は「病院管理者の働かせ方改革」、全医連シンポ
内容は是非みてもらいたいですが、気になる文言を抜き出すと
「・・・・・同連盟代表理事の中島恒夫氏は、「勤務医の働き方改革は、病院管理者の働かせ方改革。例えば、夜勤回数を減らすには、夜勤医師を増やすか、夜間受診を制限すればいい。診療体制というシステムを変革できるのは、病院管理者」と指摘した。長時間の時間外労働をさせる病院管理者は、その管理能力の法的責任を問うべきとし、「労使でともに進めるのではなく、病院管理者が先頭に立って、働かせ方改革を行う必要がある」と提言した。」
まさしくこれですね。病院の勤務医の先生が忙しいのはもちろん診療自体が忙しいというのはあるでしょうが、一番の原因は
管理者が医師の働かせ方を変える気がないから!!
そりゃいつまでたっても忙しいままですね。
当院も含め民間病院やクリニックであればそんなことしたら医師がいなくなりますのでどうしたら業務を改善できるのか、医師の負担を減らせるのかを常に考えていますが、医師の働かせ方改革ができていない病院で勤務する医師は、この先ずっと時間外労働の呪縛とプライベートの犠牲から逃れられないでしょうね。
自分が疑問に思うのは医師は勤務条件や環境について不満がありながらもその環境を受け入れているということ・・・・オンオフの切り替えやバランスを重視したいなら、医局に言われたままに動くのではなくそういう医療機関を探して自ら行動することは必要ですよね。
ただ肌感覚としては最近の医師はもう他をたよらず自分で行動している医師が徐々に増加してきていますね!!もうこの流れは変えることはできないでしょう・・・・・
働かせ方改革ができない医療機関は淘汰されるのみ!
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