公開日:2018年04月25日

夜勤交代制勤務の負担軽減の推進を求める看護協会の姿勢は至極真っ当ですね。一方は医師会は・・・

こんにちは、朝7時から勤務している札幌のかかりつけ医@今井です。

4月19日に看護協会が夜勤交代制勤務の負担軽減の推進を求める声明を出しましたね。以下参照

 

まあ看護職員の労働環境を守るためには至極真っ当な主張かなと思います。そもそも看護協会は看護師のための協会でもありますし・・・

一方医師会ですがm3の記事に大体の主張が載ってましたよ。

日医「勤務医の健康支援を中心に」

医師の働き方検討委員会が答申
 答申は、日医の立場として「医師の勤務環境改善には全面的に賛成であるが、患者や地域住民が健康を害する政策には反対である」ことを強調。応招義務について議論を深め、「現代にあった解釈または法改正を行う」ことの必要性や、タスク・シフティング、タスク・シェアリングなどによる医師の効率的活用、女性医師の離職防止と復職支援、救急車の利用や「コンビニ受診」など、住民の理解と協力などの対策を挙げた。

 

勤務環境の改善には賛成だけれども、今の医療体制が崩れるのならばその政策には反対します=しばらくはこのままの現状で医師はがんばりましょう、っていうのが医師会の主張となっています。

確かに地域医療が崩壊するのは絶対避けねばなりませんが、医師会に対して多くの医師(特に勤務医)の先生が求めていることは医師の待遇改善のためにどのようなことをしてくれるのか、ということではないでしょうか?

その視点から考えると医師会の存在意義って多くの医師にとってはどちら(国と医師)をみて行動しているのだろうと疑問に思われても仕方ないかも知れませんね。

個人的には医師会には徹底的に医師のことを考えて行動してもらうことにより、結果として中途半端な立ち位置よりも早く医師の勤務状況が改善するとは思うのですが・・・・・医師会としては色んなことも加味して考えなければいけないのでしょうか??

 

皆さんはこの問題どう考えますか?ご意見あれば教えてくださいね~

 

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