公開日:2022年11月20日

資料提供:「2022 年度 専門看護師・認定看護師に対する評価・処遇に関する調査」報告書

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

日本看護協会から2022年11月18日に気になる資料が出ていたのでご紹介します。専門看護師さんと認定看護師さんに対する評価・処遇に関する調査の資料です。以下興味ある方どうぞ(結構長い資料です、表紙だけアップしておきます)

「2022 年度 専門看護師・認定看護師に対する評価・処遇に関する調査」報告書

内容は読んでもらえれば理解できますが、経営側からの目線で気になったことは

①9割の専門、認定看護師は病院勤務だということ

②診療報酬上の優遇が少ないにも関わらず給与は高めであること

②また業務に対しての役割や支給されている給与に対して満足、納得している上記資格職の看護師さんが1~2割程度しかいないこと

でしょうか。

 

それぞれとりあげていくと、①に関しては今の現状ですが、本来の国が目指している認定や専門看護の活躍するフィールドは、急性期を中心とした病院医療であることはもちろんそうですが、それ以外にも特に在宅医療の分野にもできれば1/2、そこまではいかなくても1/3~1/4くらいの人数は行ってほしい、そう考えていると思います。

その視点からみるとやっぱり明らかに在宅に上記資格をもつ看護師さんの誘導が政策としてうまくいっていないんだな、そう感じましたよ。

 

また②③に関しては、働いている資格持ちの看護師さん自身は明確に他の一般看護師さんとは違う業務をしている、という自覚とプライドがあるはずです。当然そうなんでそう考えるのも当たり前です。

ただ医療機関という組織で見た場合、確かに能力はあるけれど診療報酬上のうまみが少ない資格&他の看護一般職との差があまりにも開きすぎるのはよくない、と考え、そこまで大きな給与や待遇の差はつけられない、とも考えるのは自分としては至極理解できるところかなと思います。

結果としてほぼ8割の資格看護師さんが給与に満足していない、と考えているこの現状・・・・医療機関経営側としては「そうなら無理して資格とらさないほうがいいのかなぁ」とも考えてしまいますよね。

ここら辺の働く側の看護師さんと医療機関経営側との考えのギャップをうまく埋めるような診療報酬なり制度なりが導入できればいいのですが・・・まだ少し時間はかかりそうですね。

 

ひとまず今後は専門看護師さんや特定行為研修修了した看護師さん、認定看護師さんなどがどのような位置づけになっていくのか、注意深く観察していきたいと思います。皆さんの周りの専門看護師さん、なんていってらっしゃいますか??

 

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