公開日:2017年10月28日
がんの患者さんの予後予測って難しいです
今日も朝から在宅でのお看取りからスタートしました・・・・・
こんにちはがんの患者さんの在宅療養をお願いしますと病院から患者さんを紹介されてきたとき、大体どの程度の予後予想なのか、病院の主治医の先生に聞くことが多いです。自分の経験では
「大体1か月だと思います」→1~2週間程度の在宅療養となることが多い
「2~3ヶ月程度だと思います」→その先生の予測が当たることが多い
「半年程度ではないでしょうか」→1~6ヶ月とばらつくことが多い
となるような気がします。予後の予測が難しいことは確かですし、多くの患者さんは経験上予測より短くなる可能性の方が高いかと感じています。
ただ中には予後1,2ヶ月って説明されても在宅復帰後、1年くらい問題なく在宅で過ごしている人もいますし、2年経過している人もいます。予後予想より長くご自宅で過ごしている人の共通している事ってなんだろうなって考えてみると、
①自宅だと塩分とか気にせず好きなものを食べられるようになるため食事量が増えている
②昼夜逆転だろうが好きな生活リズムで暮らせている
③タバコやお酒などの嗜好品も気兼ねなく楽しんでいる
ってことが多いですかね。特に①に関しては病院食だと全く食べなくて予後1か月→自宅帰ってきたらものすごい食事とれるようになって病状はすすんでも体力は改善、ってことがままあります。
自宅に帰りたいけれどどうしたらいいか迷っている。まずは相談だけでもしてみたいって患者さんや家族の方いましたら気にせずいつでも当院にご連絡ください。看護師やソーシャルワーカー、場合により今井が直接対応して相談にのりますよ。