公開日:2017年06月01日

在宅医療は癌終末期だけでなく治療中の人も対象になります

風邪がなかなかよくなりませんね・・・・

 

こんにちは、本日当クリニックの朝カンファでは化学療法中や通院している患者さんの在宅ケアをどのようにしていくか、どのように関わってあげたらいいだろうかとの話題が医師看護師の中で出てきました。治療中の方であっても治療薬のために皮膚ケアが必要であったり点滴が必要な方もいます。また独居高齢者の方であっては意外と指定された通りに薬を服用できていない方もいますよね。

在宅医療に関わるクリニックの中では癌の患者さんに関しては化学療法や放射線治療などの治療をやめてBSCの方針となった患者さんしかみないクリニックもあります。当院に関してはできるだけ柔軟に、患者さんのためになるようにどの段階の患者さんであっても基本的には相談にのるようにしています。場合によっては訪問診療が必要ない場合や訪問看護のみでもフォローできるような体制をつくることはできるので、患者さんの精神面や金銭面、家庭面や疾患の推移を検討し一人一人個別に対応するようにしていっています。

↓こんな感じで外来で治療中の方も場合によっては在宅医療の適応になりますよ

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在宅医療は癌終末期だけでなく治療中の人も対象になりますよってことは病院勤務の医療者の方にはよくよく覚えておいてほしいですね。(患者さん家族は絶対知りませんから)

自秋に外来がオープンしたら、外来フォローの患者さんが体調悪くなったら往診して診察や点滴したりできます・・・・場合によってはそのまま外来から在宅医療に切り替えて緩和ケアや必要な場合はそのまま看取りまでできる医療を提供できる体制を早く確立させたいと思っています。

 

さて在宅医療にからめたニュースはこちらです。小林さんがどの段階か自分がわかりませんが在宅医療が入って楽しく過ごせているなら何よりですね。「やっぱり我が家が最高の場所です」って自分もよく他の患者さんから言われます。ご家族との楽しい時間を是非大切にしてほしいですね。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170531-00000530-sanspo-ent より

小林麻耶、在宅医療に切り替えの麻央は「とても幸せ者」

 フリーアナウンサー、小林麻耶(37)が31日、ブログを更新。乳がんで闘病中の妹でフリーアナウンサー、小林麻央(34)が29日に退院して約1カ月ぶりに自宅へ戻ったことを喜んだ。

「妹の退院を一緒に喜んでくださりさらにこれからも願ってくださること皆様のお気持ちに感謝です。ありがとうございます」と読者に感謝。続けて「こんなにもたくさんの方々から応援していただける妹はとても幸せ者です。本当にありがとうございます。頂戴したお力を妹にしっかりと届けます」と恩返しを誓った。

麻央は29日のブログで今後は在宅医療に切り替え、自宅で点滴などを続けるとし、「在宅医療の先生、看護師さんそして何より家族に支えてもらいながら生活していきます」と報告。「退院前は、これから家族へかけてしまう負担が怖く、退院が近づく度不安でしたが、やはり我が家は最高の場所です」と胸をなで下ろしていた。

 

 

どんどん在宅医療の仕組みが一般的な人にも明らかになってくるといいですね・・・・