公開日:2017年10月25日

第3期がん対策推進基本計画についての感想②

内覧会で頂いたお花、まだまだきれいに咲いてくれています・・・

さて前回の記事の続きです。

<尊厳をもって安心して暮らせる社会の構築>からの抜粋です

拠点病院等を中心としたがん診療に携わる医療機関は、院内の全ての医療従
事者間の連携を診断時から確保する。また、緩和ケアチーム等の症状緩和の専
門家に迅速につなぐ過程を明確にすること、患者とその家族に相談窓口を案内
すること、医療従事者から積極的な働きかけを行うこと等の実効性のある取組
を進める。
拠点病院等における連携を強化し、緩和ケアの機能を十分に発揮できるよう
にするため、院内のコーディネート機能や、緩和ケアの質を評価し改善する機
能を持つ「緩和ケアセンター 43 」の機能をより一層強化する。また、「緩和ケア
センター」のない拠点病院等は、既存の管理部門を活用して、上記の機能を担
う体制を整備するほか、院内体制を整備し、緩和ケアの質の評価・改善に努め
る。さらに、緩和ケアの質の評価に向けて、第三者を加えた評価体制の導入を検討する。
国は、専門的な緩和ケアの質を向上させるため、関係学会と連携して、緩和
医療専門医 44 、精神腫瘍医 45 、がん看護関連の専門・認定看護師、がん専門薬剤師 46 、緩和薬物療法認定薬剤師 47 、がん病態栄養専門管理栄養士 48 、社会福祉士、臨床心理士等の適正配置や緩和ケアチームの育成のあり方を検討する。
国は、緩和ケアの質を評価するための指標や基準を確立する。また、実地調
査や遺族調査等を定期的かつ継続的に実施し、評価結果に基づき、緩和ケアの
質の向上策の立案に努める。
国は、実地調査等を通じて、拠点病院等以外の病院における緩和ケアの実態
や患者のニーズを把握する。拠点病院等以外の病院においても、患者と家族の
QOLの向上を図るため、医師に対する緩和ケア研修会等を通じて、緩和ケア
の提供体制を充実させる。
国は、緩和ケア病棟の質を向上させるため、実地調査等の実態把握を行う。
その上で、緩和ケア病棟の機能分化等(緊急入院にも対応できる緩和ケア病棟
と従来の療養中心のホスピス・緩和ケア病棟等)のあり方について検討する。 >

 

うーん・・・・こちらもやっぱり病院中心の視点で地域でどうやって緩和ケアを提供、普及していくかっていう問題は今回はあんまりとりあげられていないようですね。現状では何かあったらすぐに病院、っていう形となってしまうので生活の中での切れ目のない緩和ケア提供体制の構築が求められていると思うのですが・・・・・まぁできれば当院のような、外来も在宅も、土日も夜間も関係なく切れ目なく医療を提供するような診療所が増えるような施策を考えてほしいですが・・・・期待はあんまりしない方がいいでしょうかね?

 

 

も少し続きます・・・・

 


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