公開日:2017年10月27日

インフルエンザの検査や治療について

時間がある時に更新していきます・・・・・

 

こんにちは、札幌はだいぶ寒くなり一桁代の気温が続く日々となってきていますね。皆さんインフルエンザウイルス感染の予防のためのワクチン接種はされていると思いますが、本日はちょっと早めにインフルエンザの治療について簡単に書いていきたいと思います。

インフルエンザの典型的な症状としては39度近くの高熱と呼吸器症状および悪寒や筋肉痛などの全身症状です。なので非特異的な患者さん以外は一般的な風邪の症状とは違いますので診断は比較的検査キットがなくてもできるかと思います。ただそうはいっても基本的に冬季に医療機関を受診され、上記症状があればほぼ必ず検査キットを使用して確定診断をつけます。

↓これが検査キット。問題点はウイルス量が増えていない発症後12時間以内であれば偽陰性となることがあることですね。

↓ちなみにウイルス量を増幅させて感知する、高感度の機器もあります。(当院はこれも院内にありますので発症後12時間以内でもきちんと確定診断つけれます。)

さて検査にてインフルエンザ罹患と確定診断がついた後は治療になりますが、お薬に関しては飲み薬、点滴薬、吸入薬と3種類があります。飲み薬(タミフル)は5日間1日2回服用していくことになりますし、点滴(ラピアクタ)は基本的には医療機関で30分程点滴すれば1回で治療が終わります。吸入薬(イナビルやリレンザ)は当院で採用しているものはこちらも1回吸入で治療が終了します。各々どの治療がいいかはその人の病状や生活背景を加味して考えることが多いですが、今はほとんど点滴か吸入が多いのではないでしょうか?

↓当院の治療薬

体力ある方は治療薬のみたくないから飲まずに頑張るって人もいますが・・・・・まあ使用した方が楽になると思いますし、高齢者や基礎疾患ある方はその後肺炎など併発して重症化しても大変ですので原則使用を強く勧めています。

またどうしても高熱で動けない人に関しては往診という対応もありかと思います。できる医療処置と治療は上記のようにほぼ診療所と自宅では同じですのでどうしても往診が必要な方に関しては当院にご連絡ください。

 

ということで少し早いですがインフルエンザの事について書いてみました。一番はワクチンを打つ、もしくは無理をしないで免疫力を保ったままインフルにかからないよう予防をすることですので、皆さん身体のメンテナンスには是非気をつけてくださいね・・・・・



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