公開日:2017年03月06日

多職種連携の実際について

遅くなりましたが、3月2日に北海道医療センターにて、退院支援事例報告会が開かれ、参加してきました。
先月に引き続き、今度は当院の加藤医師と居宅の白井ケアマネで関わらせてもらっている事例の報告会、とのことで参加させていただきました。
北海道医療センターの皆さん、いつもありがとうございます!

今回の事例は、もちろんどの事例でもそうなのですが、特に多職種で関わっているからこそ、把握しあっているからこそ在宅での生活が継続されていることがよくわかる内容でした。
北海道医療センターの医師・病棟看護師・MSW、在宅側では訪問診療医・訪問看護・ケアマネ・そして訪問診療のMSW、その他関係者の皆さんの実践の賜物ですね。

当院の関わりは退院してからのものではありますが、入院前に訪問看護師さんたちがどのように本人と接してこられたのか。何が問題視されて入院に至ったのか。入院後どのような課題が抽出されて、どのように解決してきたうえで退院に結び付けることが出来たのか。
そして退院後はチーム一丸となって協力し合い、どうすれば少しでも長く自宅で過ごせるのかと、本人が望むこととの折り合いをどうつけていくべきか、試行錯誤しながらも一歩ずつよりよい生活に結び付けていくために何をしているのか、よくわかる報告内容でした。

特に我々からすれば、入院前の訪問看護・入院中の病院からの報告内容には初めて聞くような話もあり、訪問診療がかかわる前のご本人の様子もよく知ることが出来ました。

また、北海道医療センターの医師からもフロアからの質疑の際に、在宅に目を向けた実践・本人が自分らしく生活することの大切さが改めてわかったと発言頂き、とても嬉しく思いました。

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↑加藤医師と、白井ケアマネです。

今後もこのような機会を頂けましたらぜひ発表させていただけたらと思っています。
よろしくお願いいたします。