在宅療養を支援する薬局さんについて

昨日の夜間往診は2件でした・・・・・病院に治療お願いした患者さん、帰ってきてほしいですね・・・

 

こんにちは、昼の診療と夜の往診の合間をぬって昨日は薬剤師さんと在宅医の会合に末席で参加させて頂きました。話の内容を簡単に言うと「在宅療養を支援する薬局のあり方」について、診療報酬制度から現状のことなどについて話し合おう!とのことで結局2時間ばかり色んな意見がでる話し合いとなりました。

この会議を主導された静明館診療所の大友先生は、今後の地域包括ケアについて薬局さんにもっとチームの一員としてどんどん協力してほしいので、そのためにはどうしたら、どういう制度ならもっと薬局さんを在宅にひっぱりこめるか、っていうことをすごく考えていらっしゃるなと感じました。また薬局さんからは現状の在宅医療制度における薬局のつらいところや保険点数の細かなことなど、自分は正直知らなかったことをある程度わかる形で教えて頂きました。正直自分も意見求められたんですが、その場では何かいい案がでることなくプラスのフィードバックすること、できませんでした。申し訳なかったです・・・・

 

というわけで往診から帰った後個人的に自分で<在宅療養支援薬局>について、簡単に皆さんの意見を聞いてこんな薬局さん在宅で活躍してほしいなという観点からまとめてみましたので以下ご参考になればと思います・・・・・・

 

#1 在宅療養支援薬局の機能は:必要に応じた24時間対応ができること、在宅での服薬、薬剤管理と減薬のための医師へのフィードバック、OTCも含めた医薬品の対応、訪問看護ステーションへの在宅ケア(口腔、排泄、皮膚ケア等)のために必要な物品の供給窓口、在宅緩和に必要な薬剤の調剤対応(できれば連携するグループ内で無菌調剤も)

#2 在宅療養支援薬局の設置要件:麻薬調剤の実績、居宅療養管理指導など訪問薬剤指導の実績、連携OKならそのグループ内での無菌調剤の設置?などでしょうか

#3 在宅療養支援薬局につける点数:休日夜間の訪問加算の増額、診療所で言えば在宅緩和ケア充実診療所加算的な加算?を一律につける・・・

 

などなどでしょうか。実際具体的に考えると難しいですね・・・

皆さんは薬局さんが在宅にもっとでてくるために何が必要でどうしたらいいと思いますか?いい案あればおしえてくださいーーい。

 

というわけで午後の診療に行ってきます。夕に時間あれば再度更新予定です・・・

 

夜です。あっという間に時間はすぎますね。

さて本日の医療ニュースはこちら、介護保険の基本指針についてです。来年度の改定はこれが介護保険改定の考えのベースになるのでしょうね。きちんと内容把握しておきましょうか。

元資料はこちら 第71回社会保障審議会介護保険部会資料 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000153161.html 資料1 基本指針について http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000153155.pdf

関連ニュースはこちら

CB newsより https://www.cbnews.jp/news/entry/20170228112045

介保計画、基本指針の見直し案を提示  厚労省、介護保険部会で

厚生労働省は27日、社会保障審議会介護保険部会で、市町村や都道府県が第7期(2018―20年度)の介護保険事業計画(計画)や介護保険事業支援計画(支援計画)を作成する上での基本指針の見直し案を示した。高齢者が自立した日常生活を送るための支援や要介護状態の悪化防止などについて、市町村や都道府県が具体的な取り組みや目標を設定し、計画や支援計画に盛り込むことなどが新たに示されている。【ただ正芳】

 18年度以降、計画と支援計画、医療計画の作成や見直しなどが同じ時期に行われる。そのため、厚労省は第7期では、この3つの計画の整合性や一体的な作成体制が、これまで以上に求められると指摘。その上で、計画と支援計画に新たに盛り込む要素などを提案した。

このうち計画の基本指針の見直し案では、▽高齢者が自立した日常生活を送るための支援▽要介護状態の軽減や悪化防止▽介護給付などの適正化-などについて、具体的な取り組みや目標を設定することが新たに示された。目標については、計画に記載するだけでなく、達成状況の評価の必要性にも言及している。

一方、支援計画では、この市町村の取り組みへの支援と、そのための目標設定も盛り込まれた。目標については、やはり達成状況の評価が必要としている。

そのほか、計画の見直し案には「地域ケア会議の推進」や「人材の確保および資質の向上」「高齢者虐待の防止」も盛り込まれた。「人材の確保および資質の向上」については、国や都道府県との連携の必要性を指摘している。

今後、厚労省では、基本指針の見直し案について3月中に全国介護保険・高齢者保健福祉担当課長会議で提示する予定。自治体関係者から意見も聞いた上で、具体的な文案を作成し、6月ごろには改めて介護保険部会で文案の内容を検討する。基本指針の告示は10月から12月までの間になる見通しだ。

■自立支援などの指標を求める声も

この見直し案について委員の間からは、目標設定と評価を求める以上、自立支援などの達成度を分かりやすく把握するための指標や基準が必要との意見が相次いだ。

 

 


在宅での医療や介護を恐れないで帰る人、できずに施設に行ってしまう人達に思うこと

今日は札幌はすごいいい天気です、もう春ですね

 

こんにちは、皆さん自分が病気になった時、もしくは病気により要介護状態となった時はどこで過ごしたいか考えたことありますか?自分はやっぱり病気になったからこそ病院ではなく自宅でゆっくり過ごしたいと思いますが・・・・いかがでしょうか。

当たりまえですがもう何人も、何百人も在宅に帰ってきた患者さんみていますが、逆に病院から帰ってこなかった患者さんも結構います。どうして在宅に帰ってこれなかったのかその理由は人によって色々あります。介護体制や介護力の問題、病状の問題、家族の同意が得られなかった、医療処置が・・・etc・・・でも帰ってこれなかった患者さん達に共通しているのは、やっぱり本人であったり家族であったりケアマネさんであったり、または病院の医療者やSWであったりが、やる前から在宅での生活が難しいんじゃないか?って心の中で思ってしまっているために結局心配だから帰らない→施設や療養病院へ、となっているのではないでしょうか。

逆に帰ってくる方ってそこらへんを乗り越えて帰ってくると思うのですが・・・・・このどうなるかわからない不安感がある患者さん、どうしたらもっと在宅で過ごせるようになるでしょうか・・・それってやっぱり医療者の人が「帰れますよ」後押ししてあげるしかないですよね。正直どの患者さん振り返ってみても、当初から絶対在宅で大丈夫!!って自信をもって帰ってこられる方、その方が割合的には少ないです。

在宅に帰った後色んな失敗して、都度看護や医師で対応して改善して、また問題起こったら解決して・・・・その繰り返しになります。だけど問題が起こることを恐れて、そのために自宅に帰らなかったら・・・・その方がもったいない気がします。

退院調整に関わる方や病棟の看護師さんがもしみていたら、是非ともどの患者さんにも第一には在宅に帰れるっている選択肢を教えてあげてほしいですね。

 

 

さて本日の医療ニュースはこちら、終末期医療における尊厳死と安楽死の法制化についての現状のお話です。最近の動向や各国の比較など、高齢者医療に従事する人は一度は目を通してもいいのではないかと思いますので是非ご一読ください。自分も正直あんまり詳しくはなかったですが現状を知るいい機会となったと思っています。この問題、絶対早期に法制化しておかないと5年後10年後に大問題になると思うの、自分だけでしょうか・・・・・

終末期医療と「安楽死」「尊厳死」―法制化の現状― 国立国会図書館より http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_10308616_po_079306.pdf?contentNo=1

はじめの序文のみ紹介しますね。

 

はじめに
わが国は、「超」のつく高齢社会となり、人口の高齢化は今後も更に進むことが予測されている。超高齢社会は、多死社会でもある。現在年130 万人(1)ほどの死亡数は、推計では2040 年に約167 万人(2)となる。
医療の発達により、多くの人が人生の最期に医療に関わるようになっており、終末期医療がどうあるべきかが、重要な問題となっている。このうち、助かる見込みがない状況に陥った際に本人あるいは周囲の者が死を望んだ場合、また、苦痛を緩和するための治療が結果として生命を短縮することにつながる場合等に、医療従事者はどのように行動すべきかという問題は、刑法上の罪に問われる可能性があるため、古くから安楽死、あるいは尊厳死の問題として議論が行われてきた。さらに、医療技術の発達によって重症の患者の延命が可能になったことが、末期状態や植物状態が継続する患者の増加という新たな状況を生み出している。
わが国においては、現在、生命倫理に関連する法律は、母体保護法(昭和23 年法律第156 号)と臓器移植法(「臓器の移植に関する法律」平成9 年法律第104 号)ぐらいであり、生死に関わる問題、生命倫理の領域の法が非常に少ない(3)。わが国では終末期医療に関し、ガイドラインが作成されているのみだが、安楽死に該当する行為を合法化する国もあり、関連する各種法規制が行われている国が増えてきた。病の苦痛を緩和する技術が進歩し、また延命や長寿化を実現してきた中で、人生の最期に医療がどう関わるべきかに大きな関心が寄せられている。

 

以下PDF参考にしてください

ちなみに関連ニュースはこちらとかも 「パラリンピックが終わったら安楽死を考えている」金メダリスト、病と闘う苦しみを明かす http://www.huffingtonpost.jp/2016/09/07/paralympian-considering-assisted-suicid_n_11901818.html

 

さて今日の夜は薬局さんの在宅医療推進のために会合に参加してきたいと思います。何かアイデアだせるでしょうか・・・・・


在宅クリニックでの医療事務さんの仕事

自宅では常に子供達が走っている音が聞こえます・・・・

 

こんにちは、本日は在宅医療クリニックでの医療事務さんの仕事について簡単に話してみたいと思います。現在の当院の医療事務さんの体制は4人(+ステーションに専属の事務さん1人)体制で仕事を行っていますが改めて考えるとその業務は結構多岐に渡っています。以下に在宅クリニックの医療事務の特徴を思いつくままに書き述べてみます

①他のクリニックと比べると郵送する書類、送られてくる書類の数が段違いに多い(指示書や報告書、診療情報提供書、意見書などなど)

②レセプトに関しては包括が多いからある程度診療に関しては大丈夫だけれども、使用する薬剤は全科多岐に渡るため病名抜けなどがないか確認が大変

③医療の請求のみならず介護の請求の知識も必要④物品も通常のクリニックより多く使用するため管理や発注が大変

⑤カルテ内容が多いため診療内容の確認が時間がかかる

⑥酸素やポンプ類の請求が多企業からくるからこちらも確認ミスに要注意

⑦薬局さんからの狭義紹介が頻回 (これは俺のせいです・・・・)

⑧電話鳴りまくり  ・・・・・   などなど

 

そんな事務員さんの仕事ですがこの数カ月、効率化のために自分も一緒に仕事内容を事務の皆さんと確認し、何かいい改善案がないか相談してしている最中です。居宅療養管理指導を郵送からファックスでの送信に切り替えたり、日々のカルテ管理の方法の点検、書類の管理などなど・・・現在も一緒に考えていますが物事が整理できていくって楽しいですね。

そんな中で事務員さんからの要望があったのが「毎月の領収書350人程度に送っているけれど折りたたむのに半日~1日かかるから何とかできませんか?」とのこと・・・確かに毎月患者さんに郵送する請求書の中には翌月の当番医の連絡票など3枚か4枚くらいは紙が入るのが普通・・・350人×4枚=1400枚の紙を毎月三つ折りに折っていることになります・・・

確かに時間結構無駄かも&今後外来始まるとき、その他に何か伝えたいことが出てきたときに患者さんやご家族、各事業所にもどんどん情報を送りたい!と考えちょびっと高いけどこれを入れることにしました。

m1

紙折り機です。(型は違うものなのでイメージ図です)

 

というわけで来月からは何かクリニックの情報を発信していけたらと考えています。内容は・・・・・SW○崎君、お願いしまーす・・・・

こんな感じで簡単に在宅クリニックの医療事務さんの仕事の紹介でした。チャンチャン

 

 


かかりつけ医制度の話

今日は一日またまた書類の整理です・・・・・

 

こんにんちは、本日はかかりつけ医の制度に関しての簡単なお話です。2025年、もしくは2040年にむけて着々と医療制度の改革がすすんでいるのは皆さん知っていますでしょうか。結構根本的なかかりつけ医の制度の改革が’(自分の予想としては)必ずこの2、3年で制度化への道筋ができるはずですので、現在の中医協で話されている内容を簡単に振り返ってみたいと思います。

中央社会保険医療協議会 総会(第346回) 議事次第 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000152389.html から ○横断的事項 かかりつけ医機能(その1)について http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000152695.pdf より何枚か気になるものだけ抜粋します。興味ある方は短いので全部読んでもいいかも知れません。

まずは今後の中医協っていう、簡単に言うと医療制度について検討する場で話されることになっている内容です。

スライドの下部が検討内容、上部がそのスケジュールで来春までにある程度の意見がでる形となっています。

1a

その中に(1)医療機能の分化・連携の強化・地域包括ケアシステムの構築の推進、の中でかかりつけ医制度の強化を主軸とした制度の見直しが検討されています。じゃあかかりつけ医ってなんなの?どんな役割をこれから期待されることになるの?って言われるとこのスライドが一番わかりやすいんじゃないかなと思います。

2a

つまり地域において生活管理を主軸において外来診察、予防診療などを行い、必要であれば専門科と協力、介護保険にも精通し自宅での生活支援をケアマネさんと一緒に考えてあげて、かつ在宅医療も(24時間年中休みなしで)提供する、といったことがかかりつけ医に求められていることだと思います。それが文書化されているのがこのスライドです↓↓

3a

そうなるとどうなるか・・・・えぇ、かかりつけ医制度が始まったら耳鼻科や皮膚科などに受診したくてもまずはかかりつけ医→プライマリーな対応→改善なければ専門科へ、っていう流れになるこてゃ間違いないと思います。実質的なフリーアクセスの制限となることはさけられない状況となっています。かかりつけ医の機能は医療へのゲートオープナーであり専門科への調整役となることが仕事ともなってきていますね。

ということでもしかかりつけ医を受診しないで専門科受診した場合どうなるか、おそらくは現在の特定機能病院の受診と同じように自己負担を5000円とる、といった形とするのか、もしくは下記のフランスのような保険の給付割合を7割→5割程度にする、といった案が進むことになるかと思います。

4a

よいうことで今後の医療提供体制の予想となるまとめ画像がこちらになります。地域の拠点病院は入院医療と専門外来に特化し外来は大幅に縮小、地域の診療所がっプライマリーな外来機能をもち増加する複数疾患をもつ高齢者の医療と生活を支えていくという形になるかと思います。

5a

 

さてこの制度への変化がすすむと現在の医療情勢はどうなるでしょうか。個人的な予想ですが以下に書きます。

①開業医は複数医体制を基本としチームで地域の医療介護問題に365日24時間対応が求められる。(個人では絶対にできません)

②診療報酬は包括+検査などのみ出来高となる可能性大(この中で24時間の対応が求められてくるはずです)

③マイナー科と言われる専門科のクリニックはおそらく上記のようなかかりつけ医となることは難しくなるため、保険診療以外の道を探さなければ実質生き残れなくなる(人口構成の変化上やむなしとなるのか・・・・・)専門科は病院に集約となるか

④中小の拠点病院も地域包括ケア病棟をメインとし在宅のバックアップがメイン機能となっていくる

などなどでしょうか。こんな議論が現在進んでいますので皆さん少し気にしてみてみると面白いですよ。かかりつけ医の制度についての簡単なご報告でした・・・・

 

 

ついでに

ちなみに先日開業希望のお医者さんとちょびっと話する機会がありましたので、上記のような制度の見直しが根本的に考えられている旨を簡単に説明すると開業自体を再検討したいとおっしゃっておられました・・・・・たしかにこれだけ数年で制度が根本的に変わることが予想されると中々怖いところはありますよね。皆さんはこの制度、現在とは全然違うので内容みてびっくりしていると思いますが本当に実現すると思いますか? 自分の考えは・・・・・・


在宅の医者が先生でよかったと言っていました

今週もあっという間に終わりましたね。

 

こんにちは、1週間はあっという間でしたね。今日は朝から看取りの患者さんの対応をしていました・・・夜中に息を引き取った後、家族の方が朝まで一緒にいてくれてので日中に往診し死亡確認となりました。余命1か月弱と言われた方が在宅で旦那さんの献身的な介護を受けて3か月弱、本当に頑張って過ごされていました。

看取って死亡診断書を書くときに、旦那さんから「先生に診てもらってよかったです」「妻もいつも在宅での医者が先生でよかったと言っていました」等々言われた時は涙をこらえることができませんでした。在宅医って何でこんな時間的な制約も受けながら診療しているのか、何でこんなにたくさん人が亡くなっていく中で診療できるのかって聞かれれば、やっぱりこれが理由となりますよね。「患者さん家族から本当に一人の人間として感謝されるから」「病院では経験できない体験をさせてもらっているから」・・・・自分は在宅医となって本当に良かったと思っています。

正午からは診療所での第1回振り返りカンファレンスを行いました。こちらも看取った若い患者さんの振り返りの話を森先生や診療同行看護師の安在さんの話を聞くだけで涙涙・・・・・他にも当院での診察を終了した患者さんの振り返りを小一時間程度行いすごい有意義な時間を過ごせました。

夕方にはデスカンファレンスでケアマネさん、看護師さん、福祉用具の方に参加してもらって困難症例であった方の振り返り・・・

IMG_8336

take home messageとしては「家族の対応の距離感がつかめないとき、対応が困ったときは在宅のチームとしてどう対応するかカンファレンスを早めに開催しよう!!」「カンファレンスは医療者や在宅チームの意思統一のみならず、患者さん家族にも参加してもらうことによって家族の方もチームの一員として重要だ、との認識をもってもらうために有意義であった」との結論になりました。当院は今後も積極的にデスカンファやチームカンファを行って在宅医療を多職種のチームでみていく姿勢を大事にしていきたいと思います。

ちなみに昨日は昨日でクリニックでケアカンファレンス行いました、多職種連携、時間はかかりますが楽しいですね↓↓

a

b

 

本日の医療ニュースは・・・・・またあとで更新します・

最近求人情報みて連絡くれる方増えていますが皆さん遠慮せず気軽に連絡くださいね。在宅医療の現場で働きたい方、継続して募集していますので


左前?右前?どっちでしたっけ?

2月もそろそろ終わりそうですね・・・

 

こんにちは、今日は朝4時過ぎからお看取りのために往診です・・・、ちょっと南の方に行ったんですがやっぱり少し市内から外れると色んな動物いますね。リスが患者さん宅近くで走っていたり、帰りの道ではキツネがカラスと何やらご飯とりあっていました。

IMG_2649

クマはみかけないですがキツネはいつの時期も早朝だといますね。あとタヌキとか。皆さんも深夜や早朝に呼ばれたら動物探しするのも一興かもしれませんよ。結構みつかりますよ・・・

 

さてお看取りの時の着物への着替えですが、最近洋装ばっかりに着替えさせてあげることばっかりだったので恥ずかしながら着物の右前、左前、どっちがどっちだけ?とどちらが左前か忘れてしまいました・・・皆さんどうですか?忘れていませんか?

忘れないように確認です。これが右前の着物の着方↓

右前

こっちが左前(鏡だと思いますが)↓

左前

画像は無作為に選んでいますので・・・・

 

そういえばなぜ左前が亡くなった人に対する着物の着方なのか?知らなかったのでちょびっと調べてみました。皆さんの参考になればと思います。

 

http://www.shimanowa2014.jp/event_introduction/sm12.html/ より

左前はなぜ縁起が悪いのか

2016/07/19

うっかりやってしまいがちな失敗

洋服はボタンやファスナーがついているか、Tシャツのようにもとから前が閉じています。しかし着物には目印がないので、自分で衿の合わせをつくる必要がありますよね。

衿は右前がルールです。

右前とは相手から見て右側、つまり自分の左側の前身頃が上にくる着方。右を先に着ることから右前とよばれるといいます。

ところが、着物を着慣れない人のなかにはうっかり左前で着てしまう人がしばしばいるようです。左前は縁起が悪いと考えられているので、不快に感じる人も多くいます。

ではなぜ左前はよくないとされているのでしょうか。

死とつながっている左前

左前が不吉といわれるわけは、亡くなった人にしてあげる着方だからです。

 

現代日本でも、仏教方式のお葬式では白装束を左前に着せて棺に納めます。

亡くなった人の着物を左前にする理由には、いくつかの説があります。そのなかでも有力なのは次の3つです。

ひとつめは、奈良時代の法律を起源とする説です。

奈良時代の養老という元号のときに、政治家の藤原仲麻呂たちによって養老律令という法律がつくられました。このなかの衣服令(えぶくりょう)で、庶民は着物を右前に着るよう決められます。

奈良時代は貴族中心の時代で、庶民は貧しい生活をさせられました。

そこで、「来世では今と違う生活ができるように」という願いをこめて死者の着物を左前にしたのがはじまりだといわれます。

ふたつめは、仏教の教祖・ブッダが亡くなったときに着物を左前にしていたからという説です。

日本に仏教が伝来したのは6世紀の飛鳥時代ごろ。日本文化に深く根づいているのは言うまでもありません。ブッダと同じ姿で終わりをむかえて、安らかな旅立ちを願ったのでしょう。

ただし、仏教徒の服装は粗末な布を体に巻くだけと決められていて、日本の着物とは異なります。本当にブッダが左前の着物を着ていたのかはよくわかりません。

みっつめは、この世とあの世は正反対の場所だからという説です。

あの世に行く亡くなった人を、この世と逆の姿で送りだしてあげようと考えて、左前にしたのではないかというわけです。

それぞれに由来は違いますが、死に関連している点は同じです。

武士が切腹するときに着る死装束も左前でした。左前は死を連想させるので不吉なのです。

こんなときにも気をつけましょう

最近は自分で自分の写真を取る自撮りがとても人気です。その写真をSNSに投降する人もたくさんいます。

けれど、着物姿で撮るときには注意が必要です。鏡に映った自分を撮ったり、写真を左右反転したりすると左前に見えてしまいます。SNSで目にした人がいやな気分になるかもしれません。右前に見えるよう写真を調整しましょう。

せっかくきれいな着物を着るのですから、素直に美しいと思ってもらえる気配りを忘れないようにしたいですね。

 

 

という理由があったんですね・・・・知りませんでした。ということで今日は知らなかった事を調べてみましたので皆さんの参考になればと思います。

 


医師の地理的偏在の解消にむけて 

今日もあっという間に20時になっています・・・・

 

こんにちは、札幌の在宅医ですがやっぱりまだまだその数は多くありません。札幌でさえそうなんですから地方の在宅事情はどうなっているのでしょうか。おそらく本当に個人的な医師の頑張りに支えられているところがほとんどでシステマチックに在宅をしているところはあんまりないのではないでしょうか。実情知っている方いましたら是非教えてください。

今後北海道の地方で在宅が普及するためには何より医師が充足しないと難しいかな、って考えていたんですが、丁度医師の地理的偏在に関しての解決案が厚生省の会議から試案としてでてきましたので資料として提示してみますね。この案をみて皆さんは何か思うところはあるでしょうか?個人的にはある程度賛成できるところもあるんですが、今後専門医制度(専門医も県ごとに配置数設定等)とからめてかなり医師の選択の自由が奪われることになりかねないのでそこのところの危惧はありますね。このままだと国の強制力が強くなりすぎて医療に関しては医師の自由な選択の余地がなくなってしまうような・・・・・

 

2月20日に行われた 第11回新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000152114.html から資料2 医師の地理的偏在の解消にむけて http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000152114.html より

1a

 

3a

4a

5a

6a

 

と書いていたところで更新する前に力尽きてしまいました・・・ さて今日も頑張りましょうか

 


同交会病院で「在宅医療について」という題でミニ講演会してきました

ひな祭りの人形、牛車の代わりに子供が豚の人形を置いてました・・・・

IMG_2632

 

 

こんにちは、昨日は札幌同交会病院で和田先生と一緒に「在宅医療について」という題でミニ講演会してきました。

↓その時の写真、自分がトップバッターです。在宅の制度一般について簡単に説明しました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

↓次に和田先生のお話でした。個別の症例を振り返り、それにより在宅医療の考え方を発表してくれました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

↓その次は和田先生が在宅で看取った同交会病院の職員さんのお母さんの話(娘さんが自身の介護の体験も踏まえお話されました)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

↓同交会病院のSWの木田さんがうまく司会してくれました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

その後の質疑応答でも同交会病院の斉藤先生からのお話を聞いたり、また当院の小串先生も突然の話題のふりにも関わらず在宅でのヒトコマについて会場の皆さんに話をしたりと非常に有意義な時間を過ごす事ができました。個人的にはご家族を看取った娘さん(看護師さん)の話を聞くことができて非常にためになりました。やっぱり色んな角度からたくさんの人で在宅医療を考えていくって面白いですね。

今後も定期的にこんな会を開催し、病院と診療所の連携を深めていけたらと考えています。

 

さて本日の医療ニュースは・・・・時間がないのでまた夜にでも更新します・・・

 

15分で書けることには限界があるんですよね、さて診療行ってきまーす。


あっという間に2月も折り返し地点過ぎましたね

最近は朝のTVはEテレばかり流れている気がします・・・・子供いたらしかたないですね

IMG_2631

 

こんにちは、あっという間に2月も折り返し地点過ぎましたね。本日は札幌同交会病院さんで在宅医療についての簡単な講演会の予定となっております。自分は前座で在宅医療の全般について話をし。その後に個別の症例であったり患者さんのご家族の話を実際にきいてみたりといった形で1時間程度を予定しています。こまめにこんな会を開き地域の病院さんとどんどん連携を深めていくのが今年の目標・・・・頑張りたいと思います。(司会進行は同交会病院の木田さん、パネリストは当院の和田先生が行ってくれますので安心です・・・)

 

さて在宅医療に関して医療計画の中でどういう位置づけになっているのか、2月17日の「第九回 医療計画の見直し等に関する検討会」で言及されています。療養病床削減と外来医療の狭間の中で在宅がどのような位置づけとなっているのか、もし興味ある方いましたら資料診てみるといいと思います。(資料アップは時間の関係でできませんのであしからず・・・)国の考え方の大まかな方向性はわかるかもしれません。

第九回 医療計画の見直し等に関する検討会 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000151960.html から

在宅医療等の新たなサービス必要量に関する考え方の整理 より http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000151976.pdf

 

訪問看護の制度についての質問、メールも含めるとそこそこありますが皆さんその解釈と運用には苦慮されているようですね。早くもっと単純化されればいいと思いますが・・・・多分今後もならないでしょうねぇ・・・・


認知症関連の記事を読んでの雑感

将来はこんな感じで訪問診療するようになるんですかね!!

 

まぁそんなことはないでしょうが・・・・

 

 

こんにちは、総合外来の開始とともに、専門外来として認知症診療を外来と在宅で行っていこうと考えています、それに伴い認知症関連の情報なるべく気にしてみるようにしていますが日経にでていた記事が少し気になりましたので下記に引用します。

 

日経新聞より http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG16HAM_W7A210C1CC1000/

横浜集団登校事故、88歳男性を処分保留で釈放 不起訴の公算      

横浜市で昨年10月、集団登校の列に軽トラックが突っ込み、小学生ら7人が死傷した事故で、横浜地検は16日、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で逮捕された男性(88)を処分保留で釈放した。

同地検は引き続き在宅で調べる。捜査関係者によると、男性は認知症だったが自覚はなかった。事故を起こすことを予見できなかったとみており、過失責任を問うのは難しいとして不起訴処分となる公算が大きい。

横浜地検は男性を約3カ月にわたり鑑定留置。認知症の有無に加え、事故前後の精神状態を鑑定していた。釈放した理由について同地検は「現時点で起訴するに足りる証拠が集められなかった」としている。

事故は昨年10月28日午前8時ごろ、横浜市港南区の路上で発生。登校中の小学生の列に男性が運転していた軽トラックが突っ込み、小学1年だった田代優君(当時6)が死亡、小学生4人を含む6人が負傷した。

神奈川県警によると、男性は逮捕後の調べに対し、事故を起こしたことを認めたうえで「事故前日の朝、ごみを捨てるために外出した」と供述。ただ、男性がごみを捨てた形跡はなかった。男性の車は県内外の高速道路を走行したり、ガソリンスタンドで給油したりしていたが、男性は「どこをどう走ったか覚えていない」とし、記憶があいまいだったという。

 

ちなみにもうひとつ、m3.comより

認知症診療、さらに負荷 「既にぎりぎり」「3、4カ月待ちも」 受診増、早期治療に影響

 認知症かどうか受診する人の急増で、一般の人を含む患者の早期治療に支障が出るかもしれない――。認知症ドライバーへの対策を強化する改正道路交通法の施行まで1カ月を切る中、治療拠点となる認知症疾患医療センターへの朝日新聞社の調査でこんな懸念が浮かび上がった。現場では専門医不足を補うため模索が始まっている。▼1面参照

島根大学医学部付属病院(島根県出雲市)の新規の認知症患者は年約200人で、認知症疾患医療センターの予約から受診までの期間は今も1〜2カ月かかる。新年度に「認知症のおそれ」と判定され、受診を求められる県内のドライバーは県警の推計で約800人。山口修平センター長は「受診待ちは3〜4カ月になる可能性もある。治療を必要とする人への診療が遅れることが心配だ。医師会とも相談して対応を検討中」と話す。

あずま通りクリニック(福島市)の小林直人院長が最もおそれるのも、緊急対応が必要な認知症患者への初期対応の遅れだ。

認知症が疑われる人を早期診断につなげる「初期集中支援チーム」の運営を市から委託されている。3年半で約200軒の家庭を訪問したが、6割が一人暮らしか老老介護。幻覚や妄想で眠れない、何も食べていないといった命の危険がある人もいたという。

小林院長は「優先順位を決めて対処しているが、通常診療と支援チームの活動との調整は今もぎりぎりだ。改正道交法施行後に診断要請が集中すれば、業務が成り立たなくなってしまう」と危惧する。

診断後のサポート体制を心配する声もあった。いずみの杜(もり)診療所(仙台市)の山崎英樹医師は、免許更新などがきっかけの診断が「早期発見・早期絶望」につながらないような支援が必要と指摘。「認知症の本人が認知症と診断された人の相談に応じるピアカウンセリング、本人同士が語り合う本人ミーティングなど診断後支援の普及が不可欠だ」と提言する。

調査では、免許取り消しにつながる診断に反発する患者からのクレーム・苦情についても尋ね、回答した73医療機関のうち81%の59機関が「懸念」「やや懸念」と答えた。

認知症ではないと診断した人が事故を起こした場合など、診断の責任を問われる可能性については、「懸念」「やや懸念」との回答が79%の58機関に上った。

■開業医と役割分担、模索

受診者が殺到した場合の混乱を避けるため、対策に乗り出す動きもある。

千葉県旭市にある総合病院の国保旭中央病院は、同市を含む7市町をカバーする認知症疾患医療センターだ。昨年11月、地域の中小医療機関や開業医らが入る医師会の代表者ら約20人に集まってもらい、持田英俊センター長(57)が「役割分担」を呼びかけた。

認知症は専門医でなくても診断できるため、かかりつけ医として日頃診ている患者が認知症かどうかが明らかな場合は、診断書を作成するよう依頼。画像検査の機器がなければ、センターの機器を使ってほしいと伝えた。そして、診断に迷ったり「運転を続けたい」との強い意向があったりするなど、対応が困難となった患者はセンターが対応するとした。

ほかにも認知症患者を多く診る開業医を個別に訪ねて回り、おおむね賛同を得られているという。持田センター長は「センターがパンクするのを防ぎ、診断書の作成に迅速に対応するには、地域の医療機関との連携がカギを握る」と話す。

開業医が多く入る日本医師会(日医)も、専門医に診断依頼が集中しないように協力する考えだ。横倉義武会長は1月の記者会見で、診断書作成に会員の医師が不安を持っていることを踏まえ、「長年診ている患者に対応できるよう、診断書作成の手引を3月までに策定するよう準備を進めている」と述べた。

(森本美紀、十河朋子、編集委員・田村建二)

■運転対策、来月強化

75歳以上のドライバーは、運転免許の更新時に認知機能検査を受ける。更新期間満了日の6カ月前から受けられる。

今は「認知症のおそれ」と判定されても一定の交通違反がなければ医師の診断を受ける必要はなく、多くの人が免許を更新できている。3月12日施行の改正道路交通法では、「認知症のおそれ」と判定された更新希望者全員に受診を義務づける。さらに信号無視など一定の交通違反をした人も臨時の検査対象に加えた。

受診は(1)公安委員会が指定する専門医の診断(臨時適性検査)(2)自分で選んだかかりつけ医らの診断書の提出――の二つの方法がある。(1)は公費でまかなわれ、(2)は自己負担がある。認知症と診断された人は、公安委員会が免許取り消し(停止)処分とする。

■返納後の移動手段、必要

日本認知症学会理事の池田学・大阪大教授の話 交通事故の被害者の方のことを考えれば、運転免許の更新にどこかで線を引かないといけないのは確かだ。医師もそのことに役割を果たす必要があるが、多くの認知症疾患医療センターが懸念を持っているのは、運転をやめた人をサポートする社会の整備が遅れていることが大きく影響している。

運転しなくても移動手段が確保され、安心して暮らせるなら、医師ももっと積極的に患者の診断に臨み、必要があれば、時間をかけてでも運転をやめるよう説得もできる。強制ではなく、患者が納得して免許を自主返納できる対策を急ぐ必要がある。

 

 

1940~50年代生まれの世代の方が、これからの10年前後でかなりの割合で認知症に罹患していくことになるでしょう・・・社会的に認知症患者さんへの対応をどうしていくのか、本当にコンセンサスが得られるように早急に議論をしていく必要があります。また必要であれば運転免許の更新ストップを行政が勇気をもって行えるようにならないと同じような事故が絶対多発すると思います。認知症の方の移動の自由を制限するつもりはあまりありませんが、移動の手段の制限は必要かなと個人的には考えますが皆さんはどう考えますか?

 

開始する外来では認知症患者さんの初期診断から投薬加療だけでなく在宅療養の支援、体調変化時の在宅での対応まで含めたことができるような形を構築したいと思っています。他にも看護師やケアマネさん、そしてとくに薬剤師さんの役割をもっと拡大してみたいですね・・・