公開日:2017年02月16日

在宅ケア会議を開催しました

20日の講演のスライド、今日仕上げないといけません・・・

 

こんにちは、本日は終日診療継続し16時過ぎから当院の診療所で、とある患者さんのための在宅ケア会議を開催しました。

↓カンファの様子です。ケアマネさん、薬剤師さん、行政、デイのスタッフ、訪問看護さんが参加してくれました。当院からは自分と同行看護師、SWが参加でーす。

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正直患者さん家族が単純にはいかない問題を抱えており(認知面も含め)自分達関係者のみでは解決できないことでもあるため、今回の会議は現状の把握、関係者の意思統一、今後のケアの方向性の確認と関わり方の確認を行いました。在宅医療の問題って答がない問題が多く、患者さんにしてあげたいことはあるけれどできないことあり・・・・・とか結構各職種が葛藤を抱えながら日々が進んでいることがあります。なのでこのような会議を開く意義は患者さんのためでもありますが、患者さんに関わる医療介護職が安心してチームの一員としてケアしているんだってことを再確認するうえでも非常に重要ですよね。時間が許す限りこんな会議をどんどん開催していきたいと思います。

 

さて本日の医療ニュースはこちら、2月6日に行われた第10回新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会 の資料からです。

このなかでタスクシェアリング、タスクシフティングって言葉でてきていますが、この言葉皆さん知っていますか?それに関係する資料提示してみるのでさくってみてみてください。特定看護師さんが出てきたときに必ずこの話題は在宅ででてくると思いましたが・・・・・この資料みて皆さんはどう思いますか?(P21のコメントってこのレベルの会議で出す資料の内容としては不適格じゃないですかね・・・)

この資料をみると多くの医師は「タスクシフティングするのであればその医療行為に関する責任もシフトするのが普通だ」と考えると思います。これらの手技って一見簡単そうにみえますし通常は安全にできるんですがごく稀にトラぶる時があります。大体どの医師も2,3の過去の場面すぐに思い出せるのではないでしょうか・・・・その時にどう対処するか、それが一番重要だから個人的には医師が行ったほうがいいと思っていたんですが・・・・国民の皆さんが看護師さんが行ってトラぶったときに仕方ない、その不利益は受け入れよう!と思うのであれば全く問題ないと思いますが、現実的には医療の不確実性、合併症の評価ってすっごい厳しくなっていますよね。多分看護師さんが胃瘻の誤挿入→栄養剤注入し腹膜炎併発とかってなったら現在の医療情勢なら一発アウトです。(まあ医師でもそうですが・・・)

特定の地域とかなら許されると思いますが札幌などの場合ではまずこの制度必要ないかと・・・・・またこれから2030年にかけて、対人口比での医師数は大幅に増員されますしね。この制度、どうでしょうかね?

 

第10回新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000150497.html

資料2 P15より http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000150496.pdf (ちなみに資料1と4も面白いので見る価値はありです)

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さて22時まで書類の整理しようかな・・・・