公開日:2026年10月19日

続く訪問看護ステーションの見分け方は??【訪問看護に継続の壁 「4人目」が続かない 急増の背景で廃業も】

こんにちは、札幌のかかりつけ医&病棟医&在宅医@今井です

今日は、訪問看護関連のちょっと気になったニュースをシェアしたいと思います。10月16日のヤフーニュースさんの記事です。

訪問看護に継続の壁 「4人目」が続かない 急増の背景で廃業も

ざっくり内容をまとめると・・・

訪問看護ステーションは、立ち上げのときの3人はなんとか残る。でも、4人目の看護師さんがなかなか定着しない・・・という現場の声を取り上げた記事です。

数字もなかなか衝撃的でした。

①全国の訪問看護ステーションは、2026年4月時点で20,051か所。初めて2万か所を超えた。

②一方で、2025年度は新規開設が2,428か所に対して、廃止が960か所、休止が328か所とのこと。

③廃止の理由で多いのは「従業員の確保が困難」(22.7%)と「管理者が退職した」(17.6%)

④24時間対応をしているステーションの86.6%が「限られた職員だけでオンコールを回している」と答えていて、ほかの事業所と分担しているのはわずか2.5%でした

⇒つまり、訪問看護ステーションはたくさん生まれているけれど、少なくない数が閉じている。しかも、閉じる理由の多くは「人」とのこと・・・

正直な第一印象は、まぁ「やっぱりそうだよね」です。現場にいると、肌感覚でずっと感じていたことと相違ないですから(^^♪

訪問看護って、夜中や休日に電話を受けて、必要なら駆けつける「オンコール」がありますよね。少人数のステーションでは、立ち上げメンバーの熱意と根性でこれを支えていることが多いんです。

でも、熱意って、そのまま新しく入ってきた人に引き継げるものではありません。4人目の看護師さんがその負担にびっくりして辞めてしまう・・・どこの事業所さんでも大きくなっていかない理由としてボトルネックになっているのではないでしょうか??

。

で、ここからが今日の本題ですが・・・「それって事業者側の話でしょ??」と思った方もいるかもしれません。実はこれ、訪問看護を利用するご本人とご家族にとって、とても大事な話なんです。

訪問看護は、一度お願いすると長いお付き合いになることが多いサービスです。看護師さんは、ご本人の体調の小さな変化だけじゃなくて、ご家族の疲れ具合や、おうちの中の様子まで知ったうえでケアを組み立ててくれます。

だからこそ、

①担当の看護師さんがコロコロ替わって、毎回説明し直さないといけない

②人手が足りなくて、希望の曜日や回数で来てもらえない

③夜中に電話しても、なかなかつながらない

④ステーション自体が閉じてしまって、一から探し直すことになる

上記のようことが起きると、ご本人とご家族の負担はかなり大きくなります。

特に、病状が変わりやすい時期や、おうちでの看取りが近づいている時期には、「夜中でも相談できる」「顔なじみの看護師さんが来てくれる」ことが、ご家族の安心を本当に大きく左右します。

じゃあ、どうやって選んだらいいんでしょうか??

訪問看護は、ケアマネジャーさんや主治医から紹介されることが多いと思います。でも、言われたままに契約するのではなく、患者さんやご家族から次のようなことを聞いてもらって、まったく問題ありません(^^♪

①24時間対応の体制があるか(夜間・休日に電話がつながるか、必要なら来てもらえるか)

②看護師さんの人数に余裕があるか(担当の方がお休みのときに、ほかの看護師さんが来られるか)

③主治医(訪問診療の医師)と日ごろから連携しているか(急に具合が悪くなったとき、すぐに医師へ連絡が届くか)

④急変したときの流れを、最初に説明してくれるか(「こういうときはここに電話」を一緒に確認してくれるところは信頼できます)

⑤ケアマネジャーさんや介護サービスとの情報共有がスムーズか

このあたりを遠慮なく聞いてみてください。「そんなこと聞いたら失礼かな・・・」と思わなくて大丈夫ですし、ちゃんとしたステーションほど、患者さんや家族の問いにちゃんと答えてくれます。

上記の記事を読んで在宅医として思うことは・・・・在宅医療機関も訪問看護ステーションも始めることは誰でもできるんですが、持続可能なものとする、医療の質にこだわり継続して運営していくっていうことは実は結構ハードル高いものなんだよっていうことを市民の方にも知っておいてもらいたいなってことでしょうか(^^♪

さて今日は月曜日、1週間のスタートです。コツコツと今週も頑張っていきたいと思います。今日が皆さんにとって素敵な1日となりますように!

 

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