成功と失敗を、きちんと分ける【区切る力を意識する】
こんにちは、札幌のかかりつけ医&病棟医&在宅医@今井です

先日、法人内の会議で話していて、ふと当たり前すぎることを改めて言葉にする必要があるなと感じた出来事がありまして・・・・
「成功は成功、失敗は失敗」
書いてしまえばそれだけのことなんですが(^^♪これがきちんとできている組織って、実はそんなに多くないんじゃないかなと思うんです。
< 医療法人はこの区切りが苦手 >
今井が色々な医療機関を見てきて(自分の法人も含めて反省を込めて)感じるのは、医療法人はこの「区切り」がすごく苦手だということです。
新しい取り組みを始める、新しい部署を作る、新しい加算体制を組む・・・・そういう時、うまくいけばもちろん成功として語られます。でも、うまくいかなかった時に「これは失敗でした」ときちんと言語化できる組織って、案外少ない気がしています。
なぜかというと・・・
- 〇始めた人の顔を立てないといけない(忖度)
- 〇一生懸命やってきたスタッフの努力を否定したくない
- 〇「まだ続ければ良くなるかもしれない」という期待
- 〇そもそも何を持って成功・失敗とするか決めていなかった
こういう理由で、なんとなくだらだらと継続してしまう。そして気づいた時には、それが「昔からある当たり前のもの」になってしまっていて、もう誰も疑問を持たなくなる・・・そんな景色を今まで何度も見てきました。絶対こういう風にはなりたくないと強く今井は考えています。
< サンクコストに引っ張られない、ということ >
これ、行動経済学で言う「サンクコスト効果」そのものですよね。
「ここまでお金をかけたから」「ここまで時間をかけたから」「ここまで人を巻き込んだから」・・・もう引き返せない、なんとなく続けてしまう。
でも、冷静に考えれば、過去にかけたコストは、これから先の意思決定には本来関係ないはずなんです。大事なのは「今、この先に続ける価値があるかどうか」だけ。
わかってはいるんですけどね、これがなかなか難しい(笑)今井自身も、経営者として何度も心当たりがあります。
< 当法人でやっていきたいこと >
だからこそ、うちの法人では、今、下記のことをきちんとやっていきたいと考えています。
〇 うまくいったことは「なぜうまくいったのか」を振り返る
〇 うまくいかなかったことは、誰かを責めるためではなく「なぜうまくいかなかったのか」を淡々と分析する
〇 その分析結果を、誰に忖度することもなく、次の意思決定にきちんと反映させる
〇 「始めた人がいるから」「今までやってきたから」を継続の理由にしない
理事長という立場だからこそ、この「淡々と振り返る」「自分の失敗であってもきちんと目を見開いて受け止める」という文化を作れるのは自分(&両理事)しかいないなと思っています。誰かに気を遣って、自分自身を欺いて失敗を失敗と呼べない組織は、遅かれ早かれ変化についていけなくなる・・・今の医療業界の変化のスピードを見ていると、なおさらそう感じます。
今、法人内で進めている複数の改革プロジェクトも、この「振り返りの文化」があってこそ本当の意味で前に進むものだと思っていますよ。
さて最近はだいぶ夏が終わりにかかっているのを感じますね。秋を見据えつつ、頑張って週末まで駆け抜けましょう。今日が皆さんにとって素敵な1日となりますように!
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