公開日:2025年10月12日

訪問看護師にとってのクライアントは誰ですか?

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です。

訪問看護で働く看護師さん、どこを向いて、誰にために仕事をしているのだろうか?って気になったことあったので少しだけ書きたいと思います。

 

現行の医療保険、介護保険の制度下では訪問看護師は必ず医師から訪問看護の指示をもらって動かなければいけません。また介護保険では特にそうですが、サービスを入れてもらうためにはケアマネさんにその必要性を理解してもらうことが絶対条件です。

この部分だけを切り取ると「訪問看護師にとってのクライアントは医師でありケアマネである。なので彼らの要望や期待には応えるべきである」っていう風に考えられるかもしれません。これは真実の一部ではあると思います。

ただそれだけでいいの?って聞かれると皆さんもご理解のように違いますよね?訪問看護師にとってのもう一つのクライアントは「サービスを受ける患者さん」であり「その家族」であることもまた事実です。

 

では訪問看護師さんはどちらを見ながらケアや医療を提供すべきでしょうか?

答えはもちろん「両方を見ながら」だと今井は考えています。どちら?って聞きながらのこの答はダメですか?!(^^)!でも本当にこれが重要だと今井は考えていますよ。

医師やケアマネさんだけを見て、患者さんや家族を顧みないでサービスを提供するなんてあってはダメですし、患者さん家族の訴えだけを聞いて他の事業所からの要望や意見を全く聞かない、なーんていうのもプロとしては失格かなと思います。どこでバランスをとるのか、現実と理想の中間はどこなのか・・・・毎度毎度ですが悩みます。

 

でも最近なんですが札幌の訪問看護事業所さん、全体的にどちらかというと両極端になってしまっている事業所さんが増えつつあるのかなと感じています。バランスよく両方をみながらいいケアや医療を提供してもらいたいと思うのですが、事業所の意見を重視して患者さんの意見をあまり受け入れない、もしくは患者さん家族の意見を重視するあまり、他事業所から訪問看護ステーションにしてもらいたい、期待している役割を果たせていない、そんな事例を経験することが多いような・・・気のせいでしょうかね???

 

事業所にとってのクライアントは誰か?そしてその期待に応えられているのか?自分も日々漫然と仕事をするのではなく、意識しながら業務していきたいと思いますよ。

皆さんにとっての真のクライアントはだれですか??そしてそれをきちんと理解して仕事していますか?

 

時間ある方は以下の項目をチェック!!

法人のこれまでのこと、これからのことを確認したい人はこちら↓

【2025年版】これまでの法人の歩みについて、そしてこれから目指している未来について

直近のいまいホームケアクリニックの診療実績について知りたい方はこちら↓

【2025年上半期】当院の活動を数字で振り返る

法人の在宅医療やかかりつけ医、入院医療について知りたい方はこちら↓

【2025年版】当法人が取り組む在宅医療とかかりつけ医としての外来医療、そして入院医療について

在宅クリニックがなぜ病床運営をするのか、興味ある方はこちら↓

【2025年版】在宅医療機関が有床診療所/病院を運営する意義とは?

同じくなぜ在宅クリニックが訪問看護ステーション/居宅介護支援事業所をもっているのか、気になる人はこちら↓

【2025年度版】訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所を自前で持つ意味は?

在宅医募集しています。是非確認の上ご連絡ください↓

【2025年度版】在宅医療や総合診療に興味のある医師を募集しています。

外来や病棟看護師、訪問看護師を募集しています。是非チェックを!↓

【2025年度版】訪問看護、地域密着型の医療に興味のある看護師を募集しています。

医療事務さん募集しています。一緒にチームの一員として働きませんか?

【2025年度版】医療事務を募集しています。

MSW、ケアマネさんも募集中です。是非見学にきてください↓

【2025年度版】MSW、ケアマネージャーを募集しています。

リハセラピストさんも募集しています。是非ご連絡を!↓

【2025年度版】訪問リハビリのセラピストさん1名募集しています。

病院経営や事務長職に興味ある人募集しています。経営一緒にしませんか?↓

【2025年度版】法人運営職員、事務長候補を募集しています。

人事担当、SEさん募集しています。これから組織を大きく、価値のあるものにする手伝い、してくれませんか?

【2025年度版】人事担当者、SE、広報担当者を募集しています。