訪問看護師にとってのクライアントは誰ですか?
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医&病棟医@今井です。
訪問看護で働く看護師さん、どこを向いて、誰にために仕事をしているのだろうか?って気になったことあったので少しだけ書きたいと思います。
現行の医療保険、介護保険の制度下では訪問看護師は必ず医師から訪問看護の指示をもらって動かなければいけません。また介護保険では特にそうですが、サービスを入れてもらうためにはケアマネさんにその必要性を理解してもらうことが絶対条件です。
この部分だけを切り取ると「訪問看護師にとってのクライアントは医師でありケアマネである。なので彼らの要望や期待には応えるべきである」っていう風に考えられるかもしれません。これは真実の一部ではあると思います。
ただそれだけでいいの?って聞かれると皆さんもご理解のように違いますよね?訪問看護師にとってのもう一つのクライアントは「サービスを受ける患者さん」であり「その家族」であることもまた事実です。
では訪問看護師さんはどちらを見ながらケアや医療を提供すべきでしょうか?
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答えはもちろん「両方を見ながら」だと今井は考えています。どちら?って聞きながらのこの答はダメですか?!(^^)!でも本当にこれが重要だと今井は考えていますよ。
医師やケアマネさんだけを見て、患者さんや家族を顧みないでサービスを提供するなんてあってはダメですし、患者さん家族の訴えだけを聞いて他の事業所からの要望や意見を全く聞かない、なーんていうのもプロとしては失格かなと思います。どこでバランスをとるのか、現実と理想の中間はどこなのか・・・・毎度毎度ですが悩みます。
でも最近なんですが札幌の訪問看護事業所さん、全体的にどちらかというと両極端になってしまっている事業所さんが増えつつあるのかなと感じています。バランスよく両方をみながらいいケアや医療を提供してもらいたいと思うのですが、事業所の意見を重視して患者さんの意見をあまり受け入れない、もしくは患者さん家族の意見を重視するあまり、他事業所から訪問看護ステーションにしてもらいたい、期待している役割を果たせていない、そんな事例を経験することが多いような・・・気のせいでしょうかね???
事業所にとってのクライアントは誰か?そしてその期待に応えられているのか?自分も日々漫然と仕事をするのではなく、意識しながら業務していきたいと思いますよ。
皆さんにとっての真のクライアントはだれですか??そしてそれをきちんと理解して仕事していますか?
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