今月は決算にむけて棚卸の月・・・・医療機関における在庫について考える
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。
今月8月は当法人の決算月・・・ということで毎年やっているのですが、そのために棚卸を各事業所で行ってもらうことになります。医療機関、特にクリニックレベルであれば、その棚卸で確認するのはだいたいが医療材料と薬品が大部分を占めるのでそんなに難しいものではないのですが、今回の棚卸の数字が上がってきた時点で今井としては
「在庫をどの程度抱えているのがベストなのか」
という命題については考えたいなと思っています。
一般的に言って在庫ってデメリットというか避けるべきものとしてとらえられていることが多いですよね。ただ在庫を抱えることにも当然ですがデメリットだけでなくメリットもあるんです。以下適当に書くと↓
メリット
- 供給の安定性:
- 在庫があることで、需要の急増や供給チェーンの混乱に対応しやすくなります。これにより、顧客に対して安定した供給が可能になります。
- コスト削減:
- 大量購入により、仕入れコストや輸送コストが削減されることがあります。また、リードタイムを短縮し、生産や販売の効率化にも寄与します。
- 販売機会の最大化:
- 必要な商品をすぐに提供できることで、販売機会を逃さず、顧客満足度の向上につながります。
- 価格変動リスクの軽減:
- 資材や商品価格の変動リスクを回避するために、安価な時期に在庫を多めに抱えることでコスト管理が可能です。
デメリット
- 保管コストの増加:
- 在庫を抱えることで、保管にかかる倉庫費用、保険費用、管理コストなどが増加します。
- 減価償却リスク:
- 在庫が長期間滞留すると、劣化や陳腐化のリスクが高まり、その結果、減価償却や廃棄が必要になる場合があります。
- キャッシュフローの悪化:
- 在庫に資金を固定化することで、他の投資や運転資金に使えるキャッシュフローが減少するリスクがあります。
- 在庫管理の複雑化:
- 在庫が増えると、在庫管理が複雑になり、誤発注や過剰在庫、在庫不足といったリスクが高まります。
となります。
この数年は医薬品や医材が手に入らないこともままあったので、在庫についてどうしていくのか、少し今回は数字を見た上で&先を見据えて考えておきたいなと思っていますよ。もちろんありすぎると無駄になる&キャッシュフローも悪くなりますし・・・悩みどころですね。
皆さんの所属する組織は在庫についてどう考えていますか?そして皆さん一人一人は在庫について考えることがありますか?!(^^)!良ければ教えてくださいね。
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