公開日:2024年02月26日

社会保障制度、現状に合わせてアップデートすべきでは?<夫が難病ALS 気管切開を決断、NZから移住 症状進行で食べたかった大分名物「とり天」が…残酷な現実と向き合う夫婦>

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

社会保障システムの観点から非常に気になる記事を見つけましたのでご紹介します↓

夫が難病ALS 気管切開を決断、NZから移住 症状進行で食べたかった大分名物「とり天」が…残酷な現実と向き合う夫婦

要約すると、海外在住の日本人の妻が、ALSと診断された夫を日本に連れ帰り社会保障制度をフル活用して支えていく、という記事です。妻の気持ちも理解できますし夫のために何とかしたいと必死に考えての選択だったのでしょう。個人を責めるつもりは全くありません。

 

ただ社会保障制度全体で考えると、保険料を負担していなかった人が必要になった時だけ利用する、ということが可能になってしまうのは、システムとしては非常にアンバランスな形かなと。正直に社会保険料を毎月2万も3万も負担しながら、給与から天引きされながら勤務している普通の日本人から考えると、上記の事例のような高額療養費制度を適応してほしい、高度医療が必要になった時だけ日本に帰ってくる、という人が増えることは決していいこととは思えないですよね。日本で生きている社会人は必死に制度維持のために貢献、協力していますもんね!

 

どこかで線引きというかシステムの再設計は必要なのではないでしょうか?これから更に海外在住しようという人も増えてくる(それも高額納税者程)と思うので、海外在住でも将来的に日本の社会保障制度を利用したいと考える人には一定の保険料を納めることを義務付けするなど・・・(未納者は利用不可などの対策も)

 

皆さんのお考えはいかがでしょうか?よければ教えてくださいね。

(繰り返しますが、ALS患者さんは外来でも在宅でも診療してきていますのでその療養が如何に大変かは十分理解しています。今回の件は個人を非難することではなくて、社会保障制度の問題の点だけを論じているのをご理解ください。当該記事の患者さん家族、現行の制度の中で頑張って療養してくださいね。)

 

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