こんにちは、札幌のかかりつけ医＆在宅医＠今井です。

地域医療構想の推進において医療機関、病院の統廃合の件は非常に重要な事項です。地域住民に直接利害が関わってきます、というかほとんどの場合医療が受けづらくなるという現実があるのを理解してもらわなければいけません。医療機関で働く人は無尽蔵にいる訳ではもちろんなく、いくら箱物があったとしても働く人がいなくなる、というこれからの日本の将来を考えれば当然といえば当然、医療機関の統廃合、病床の集約化はどんどん進めていかなければいけないんですよね。

そんな中で今井は三田市民病院の経過には注視してきました。何度かブログで取り上げています。

三田市民病院の統廃合の件は色々な問題を提起してくれていますね。

白紙撤回を白紙撤回？？笑えるような笑えないような事態ですね＜三田市民病院統合の続報＞

三田市民病院はこのままグダグダの議論⇒なし崩し的に統合になりそうですね。

結局は”白紙撤回を白紙撤回”となり市長も辞任しない？今後のいい参考事例になりますね＜「凍結してきた計画を再開する」三田市民病院の再編統合『病院移転の白紙撤回』公約掲げた三田市長　市議会で表明　市議ら問責決議案を提出＞

人口減少地域における市政と住民がどのようにその不都合な現実に合意形成をしていくのか、というか市長が選挙公約を無視することができるのか!(^^)!、定点観測するのにちょうどいい機会だなと。

としばらく気にしていませんでしたが、また何か動きがあるようですね。以下２月１９日のヤフーの記事です。

就任半年、三田市長のリコール目指す会が結成…公約に反し「適格性に欠ける」と主張

まぁ住民としてはそうですよね。裏切られたと感じるでしょう。

今井としては、通常の流れであれば１丁目1番地とみられていた公約を不履行→市長が辞職し再度民意を問う、というのが本来はあるべき姿かなと考えますが、まぁ地位にしがみつくのであればそれはしないでしょうね。

今後同様のストーリーはどの地域でも起こり得るでしょう。繰り返しますがそもそも病院の統廃合＝地域の住民の将来を考えると必須のことではありますが、”現在の”地域住民に必要性を理解してもらうことができるかどうか・・・三田市民病院を今後も定点観測しながら地域医療構想について考えていきたいと思っています。

皆さんの地域の病院の統廃合、どうなっていますか？

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