公開日:2024年02月12日

「断らない救急」は現実に持続可能なの?現状では何を犠牲にしているの?<「断らない救急」実現へ…総工費375億円の病院完成! 年間約6000件の救急要請受け入れ目指す【新潟発】>

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

新潟県の2病院(燕労災病院と三条総合病院)が地域医療構想によって統合、県央基幹病院として新病院設立の動きをしているようですが、その目指すものが「断らない救急」とのこと・・・本当に大丈夫でしょうか?以下2月11日のヤフーさんより

「断らない救急」実現へ…総工費375億円の病院完成! 年間約6000件の救急要請受け入れ目指す【新潟発】

 

断らない救急・・・非常に響きはいいですし自分も医療の原点はそれだなと思うので大事にしたいとは思いますが、でも現実に日本の現状でそれは可能なんでしょうか?いや、今は可能でも10年後20年後も可能なんでしょうか?

これからの時代はハコモノがいくら立派でもスタッフ、人を大事にしない医療機関は当然潰れます。間違いないです。人手不足っていうのが医療機関経営にとって一番のボトルネックになっていきます。(もうなりつつありますが)

今井なら「病院機能として」断らない救急を目指すより、「地域全体が適正に救急医療を利用できる」ということを目標としてその中で病院の機能を位置づけるというのがあるべき姿ではないかなと思います。徹底的に、、それこそ三重の松阪市のように救急車の有料化も含めて不適切利用の件数を可能な限り削減する、その代わりに厳選された少数の救急対応だけ医療機関できちんとしてください、というのがまずは行政や医療機関が目指すすべきことかなと思いますよ。

現状では

断らない救急=現場のスタッフに過度に負担が集中

です。

現場に救急医療の負担を押し付ける形では絶対にこれからの医療機関は人が集まりません&足りません。「断らない救急」の実現のためにはその前提条件として何が必要か、皆さんも一度一緒に考えてみませんか?(上記の新病院がうまくいくかどうかの答え合わせは・・・・自分は10年もいらずに5,6年でうまくいかなるような気がします。)

 

現在の求人に関して

入職祝い金制度導入しました。是非直接応募ください→こちらをどうぞ!

24年春~秋から勤務できる医師を募集中→こちらをどうぞ!

診療所の看護師さん募集しています→こちらをどうぞ!

医療事務さんも募集しています→こちらをどうぞ!

あおぞら訪問ステーションでは方も看護師募集中→こちらをどうぞ!

ケアマネさん募集しています→こちらをどうぞ!

法人運営、事務長したい方募集しています→こちらをどうぞ!

道外からのUターン、Iターンの方お待ちしています→こちらをどうぞ!

札幌市外の道内の医療職の方、札幌に引っ越しして当院で勤務しませんか?→こちらをどうぞ!

人事部立ち上げました!!一緒にやってくれる方まだまだ募集しています!→こちらをどうぞ!

成長する医療法人でブランディング業務やってみませんか?→こちらをどうぞ!

当院について

2024年に有床診療所/病院を開設します!一緒に病院つくりませんか?→こちらをどうぞ!

2023年の当院の診療実績→こちらをどうぞ!

最近よく読まれているブログまとめました→こちらをどうぞ!

南区で活動しているさっぽろみなみホームケアクリニックについて

さっぽろみなみホームケアクリニックでは常勤医を募集しています!→こちらをどうぞ!

クリニックでMSWを、併設の訪問看護ステーションで訪問看護師を募集しています→こちらをどうぞ!