公開日:2023年11月28日

地域医療構想による病院機能の変更、病床削減は議論を巻き起こしますね<医師会と市が対立「医療過剰/病院機能残す」病床数巡り相違 岐阜・中津川市の坂下診療所、民営化難航>

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

三田市民病院の件もそうですが、各地域で病院存続をどうするのか、行政と医療者、住民の意見が食い違ってくることがより鮮明になってきていますね。以下11月27日のヤフーの記事より↓

医師会と市が対立「医療過剰/病院機能残す」病床数巡り相違 岐阜・中津川市の坂下診療所、民営化難航

①住民対策として病院機能、病床を存続させたい行政(選挙対策?)

②そもそも医療需要自体が少なくなるし、地域での働き手の問題からも医療機関の役割分担、医療者の集約化を図るべきだとする医師会

③おらが町の病院は残すべきだ、と考えている住民(表現間違っていたらすみませんが多分そう考えていますよね?)

 

医療者の立場からすると、というか社会保障制度や人口政策などまで含めて時間的に俯瞰した立場から考えると、将来も含めて考えると病床削減&機能集約化しか正解はないかと思います。箱物残っても人いなかったらどうしようもないですよね?

が、それでも現実世界は現実世界ですからね。利害関係や多数の合意形成など、問題が山積し正解にたどり着けるかと言えば・・・・色々な例をみていますがかなりハードルは高いでしょう。

 

痛み分け、ではないですが、どこかで何かを諦めなければいけないときがくる・・それが今なのか将来に先送りするのか、先送りにした場合にそれがどの程度の傷になるのか、そこまで考えて地方では医療機関の役割分化、地域医療構想に向き合わなければいけないですね。

 

皆さんは上記記事を読んで何を考えますか?よければ教えてくださいね。

 

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