2024年度、またそれ以降の在宅医療の診療報酬改定の変化を予想してみる~第557回中医協総会資料より~
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。
あっという間にもう10月です!(^^)!来年の春には診療報酬改定があるのですが、そのための議論がこれから白熱化してきて、1月末がクライマックスになるでしょう。
さて今回のブログですが、10月4日の第557回中医協総会において在宅医療のことが議論されましたのを皆さんご存じでしょうか?この資料を一度読んで今井の感想を書いてみていきたいと思います。以下資料紹介します。115Pと長いですが、在宅関係者、クリニック経営者なら必ず一読してみてください。
在宅(その2)について
気になった絶対見ておいて欲しいスライドを15枚抜き出しますね。
診療報酬改定の議論において皆さんに一度前提条件として認識してもらいたいことは、当たり前なんですが「国は馬鹿ではない」ってことです。制度で歪な部分、現状で不都合な部分はよく把握しています。じゃあなんですぐに訂正しないの?っていう疑問への答えは「どのタイミングで是正するのが波風がなくベストなのか」っていうことを慎重に見極めながらやっているからなんですよね。前々回の改定で匂わせた、前回の改定で少し手をつけた、今回大きく変えようか、そんな感じで変えているんですよね。
ということで上記の資料を読んだ上で今後の在宅医療の診療報酬改定で起こることは以下ではないかと今井は予測しています。
①在宅療養支援診療所の評価のさらなる細分化(診療内容による評価もあるでしょうし、地域包括ケアの中で果たす役割によっても評価の差がでるでしょう)
②診療している患者層による評価の差。つまり医療依存度の高い患者さんを真っ当に見ている診療所の点数は高く設定し、それ以外は低くなる
③定期訪問していない患者や小児の時間外往診の評価の新設。資料みてもらえれば明確ですがどう考えても単価が高く不適切とまでは言わなくてもよくないとは国は考えているはずです。ある程度ファス〇ドクターなどの企業による往診体制の確立が全国的にも普及したのではしごを外すいつも通りの診療報酬改定がそろそろ起きるはずです
④今回では導入されないでしょうが、かかりつけ医の制度化&外来診療の包括化が導入されると今井が予測している2026年には、在宅医療の月1診療+オンライン診療活用による包括化が導入されるのではないか。(ちなみに点数としては居宅で3000点前後、施設で1800点前後に落ち着くのではないかとも予測しています。医療依存度の高いがん患者さんや要介護4,5、看取り期の患者さんは包括から外れるでしょうが)
以上諸々社会状況などの変化も鑑みた上で資料を読んだ予測を大胆ですが書いてみましたよ!(^^)!皆さんの参考にはなったでしょうか?
診療報酬の行方を予測する能力ですが
毎回改定前年の中医協の資料を読み込む→議論を注視して改定を予測する→実際の改定をみて予測とどの程度外れたか、そしてなぜ外れたのかを考える
という作業を繰り返せば自ずと力が勝手についてきます。皆さんも今井の勝手な予測は1意見として置いといて!(^^)!是非個々人で考えて予測してみてくださいね!!
現在の求人に関して
入職祝い金制度導入しました。是非直接応募ください→こちらをどうぞ!
法人運営をしてみたい方、事務長したい方募集しています→こちらをどうぞ!
23年秋or24年度から勤務できる医師を募集中→こちらをどうぞ!
診療所の看護師さん募集しています→こちらをどうぞ!
道外からのUターン、Iターンの方お待ちしています→こちらをどうぞ!
札幌市外の道内の医療職の方、札幌に引っ越しして当院で勤務しませんか?→こちらをどうぞ!
人事部立ち上げました!!一緒にやってくれる方まだまだ募集しています!→こちらをどうぞ!
医療事務も随時募集しています→こちらをどうぞ!
当院について
2023年上半期、それ以前の当院の診療実績→こちらをどうぞ!
最近よく読まれているブログまとめました→こちらをどうぞ!
現在の目標は2024年に病院を開設すること!一緒に病院つくりませんか?→こちらをどうぞ!
南区の分院、さっぽろみなみホームケアクリニックについて
さっぽろみなみホームケアクリニックでは常勤医を募集しています!→こちらをどうぞ!
クリニックでMSWを、併設の訪問看護ステーションで訪問看護師を募集しています→こちらをどうぞ!