医療用物品の仕入れ価格が軒並み上昇・・・
こんにちは、札幌のかかりつけ医＆在宅医＠今井です。
取引のある医薬品物品の卸からの請求書が月１で届きますが、それと一緒によく価格改定のお知らせが同封され届くようになってきました。
具体的にどの程度金額が変わっているかというと以下になります↓
（改定前→改定後 改定前の金額は一部✖表示）
・電子体温計 1✖00 → 2350
・ｼｭｱﾌﾟﾗｸﾞAD 2✖04 → 3140
・ｼｭｱﾌﾟﾗｸﾞ延長1個付 4✖00 → 4700
・ｼｭｱﾌﾟﾗｸﾞ延長2個付 5✖50 → 5880
・ﾈﾗﾄﾝｶﾃｰﾃﾙ 10~18Fr 1✖84 → 2110
・輸液セット 60滴 2✖40 → 3230
・輸液セット 20滴 1✖90 → 2070
・ｾｰﾌﾀｯﾁPSV 23G 1✖65 → 1500
・ｺｱﾚｽﾆｰﾄﾞﾙ16mm 4✖88 → 5260
・ENシリンジ 20ml 1✖90 → 2070
みてお分かりの通り納入価格が軒並み１０％～１５％程度上昇しています。医療業界のつらいところはコストは上がっても価格に反映させることが医療機関ではできないんですよね。診療報酬って全国一律ですから・・
一事が万事、ではないですが、大体医療機関の運営コストはこの１，２年で上記のように上昇しています。また最低賃金の上昇や他業種での給与上昇などもあり給与費も上昇し続けるでしょう。（都心部の医療機関はさらに厳しい状況になりそうですね。）経営努力はもちろんしますが、大体中規模～大規模な医療機関の粗利って５％～１５％程度なんですよね。コストがこれだけ上がると粗利が吹っ飛んでしまう状況になりつつあるかなと感じています。
次回の診療報酬改定を見て経営を断念する病院や診療所、増えるような予感がしています。皆さんの業界、会社は最近のコスト高にどう対応されていますか？
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