公開日:2023年08月05日
マイナ保険証、確かに不安なのはわかりますが、医療の効率化を早々にしないと次の世代が困ると思わないのでしょうか??
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。
マイナ保険証の問題、結局は資格確認書みたいなのを発行する方向で当初の2024年完全切り替えの方針から改革後退するようですね。以下ヤフーニュースより↓
「マイナ保険証」持たない人に「資格確認書」交付、約240億円コスト増!?「健康保険証」は廃止へ【Nスタ解説】
結局はデジタル化に伴う恩恵はこの切り替えが終わる時期まで待たないといけないので、医療の非効率化がさらに数年は継続することになります。
マイナ保険証をめぐる議論は色々ありますが、正直医療機関側としては医療の質の面から、保険証確認などの事務面での効率化などの面から、持続可能な社会保障システム全体から考えても絶対に取り組むべきことかなと今井は考えています。どれだけの人が期限切れの保険証もってきたり、資格確認が後日できなくて医療機関側の負担になっているか、また重複投薬を受けようとする人がいたりするかも中々医療機関にいないとわからないですよね。
言うほど紙の保険証って最高のものですか?メリットはそんなにありますか?反対している人は反対のための反対であって、次世代の社会保障制度や次世代への金銭的、人的負担まで考えた上で反対しているのでしょうか?
確かに移行期には今起こっているデータ紐づけ処理の問題や受付ができないなどの問題が起こるでしょう。でもそれって新しいシステム導入するときには絶対不可避のことではないですか?完璧に事前に準備するコストと実運用しながら改善していくコスト、費やす時間まで考えると後者の方が圧倒的に効率的ですよね?
今の日本には改善を先送りにする時間と金銭的余裕はないと思います。資格証明書使用している間は結局はそれに足引っ張られるので、効率的な医療提供体制の構築は先送りになってしまいます。本当にそれでいいの?と個人的には思いますが・・・・皆さんはどう考えますか?そんなに紙の保険証、絶対視すべきだと思いますか?
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