公開日:2023年04月24日
市長選挙~組織のトップの役割について考える~
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。
全国各地で市長選挙がこの週末に行われましたが、個人的には対照的なこの二つの選挙結果が気になりました。
一つは函館市長選挙、もう一つは芦屋の市長選挙です。以下関連するヤフーニュースどうぞ。まずは函館の市長選挙↓
“俳優 大泉洋氏の兄” 大泉潤氏が函館市長に! 早々と現職破り当選確実 観光部長など歴任のエリート行政マン 弟との秘話も
芦屋の市長選挙↓
全国の最年少市長記録を更新 26歳2カ月で芦屋市長選の高島氏 灘高、東大、ハーバードに「期待」
何が気になったのか・・・それは函館の新市長が大泉さんの兄だから、ではなく、芦屋の新市長がハーバード出身だから、ではありません。この二人の経歴が全く対照的だったからです。
一人は役場の生え抜きで実務を一つ一つ経験し、組織の内部での意思決定の実際をよく観察&経験してポストを上がって最終的に市長になった方、もう一人は組織内での実務経験がほぼなく、理念主体で市長になった方、だからです。
組織内ステップアップである程度のポストまでは上がるのは普通だと思いますが、組織の幹部の一人であるのとトップでは全く役割や業務の仕方が変わります・・・管理職であればどちらかというと優先されるのは根回しだったり配慮だったり落としどころをどうつけるのか、という業務だと思いますが、組織のトップ、特に市長のような業務では実務ももちろん大事ですが、それと同じくらい組織目標が重要で、理念なき運営はありませんよね。
大泉さんがこれまでの抱負な実務経験をバックに、理念を全面に打ち出して組織内理論に曲げずに進んでいけるのか、高島さんが自身の目指すべき社会という理念を実現するために組織の実務者をうまく巻き込んでいけるのか・・・全く異なる年齢、出身、経歴の二人の新市長のこれからを”組織論”の観点からも楽しみにして経過をみていきたいと思っています。
と諸々書きましたが何はともあれお二人とも当選おめでとうございます!難問が積み重なっていると思いますが、行政運営の今後がどうなるか1個人としてとても期待していますので是非頑張って下さいね!!(札幌は・・・・)
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