公開日:2022年11月07日

2030年、40年の社会保障制度はこの資料を読めば予想できます~財政制度分科会(令和4年11月7日開催)資料より~

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

令和4年11月7日、つまり今日ですが、財務省が主催する財政制度分科会において社会保障制度についての議論が行われました。自分が常々言っていますが、社会保障制度は一朝一夕で変わるものではありません。議論が継続して行われ、そして5年後、10年後のブループリントが決定されていくという非常にわかりやすい形となっています。

なので現在行われている議論をきちんと読み解くことで、かなりの精度で5年後、10年後の社会保障制度がどうなっていくのかを予測することは可能です。

特に最近の社会保障制度は今まで中医協が議論の主体であった時代と比べると、圧倒的に政府、この経済財政分科会であったり経済財政諮問会議であったり、での議論が国の方針となっていく流れができつつあります。

では早速ですが資料を提供しますので興味ある方は全文確認してみてください。スライド長いですが読む価値ありです。

財政制度分科会(令和4年11月7日開催)資料一覧 よりスライド

  • 社会保障について

  • 長いですが自分が気になった医療体制、制度についてのスライド数枚抜き出します。大体上記はP40~がメインです。

 

どうでしょうか?国が指し示している方向性、皆さん理解できているでしょうか?これからの令和の時代の医療提供体制は昭和~平成と培ってきたものとは全く違ってくる可能性が高いです。というか必ずそうなります。ならないと財政負担が大きいですし、社会保障の最適化の観点からも必ず変化します。国が目指すべき道を理解したうえで自分のキャリアや開業をしないと、後で後悔するのは自分自身・・・・

 

<自分がしたいこと、できることから考えるのではなく、国が目指す方向性を理解した上で何をすべきか>今の医療者にはその目線も求められているなと自分は考えます。

 

最後に自分から皆さんへのエールです!(^^)!やはり使い古されてはいますが、現状を認識するのに最適な格言だと思います。

最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一、生き残るのは変化できる者である。 チャールズ・ダーウィン

 

皆さんはこの資料を読んで何を考えますか?

 

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