公開日:2022年09月04日

日本感染症学会と日本化学療法学会のCOIはどうなっているの??医療への信頼が・・・<塩野義製「一刻も早い承認を」 コロナ飲み薬で提言 感染症学会など>

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

日本感染症学会と日本化学療法学会、両者から塩野義のコロナ薬を早期に承認せよ!という提言がなされましたのを皆さんご存じでしょうか?

ヤフーさんより↓

塩野義製「一刻も早い承認を」 コロナ飲み薬で提言 感染症学会など

<日本感染症学会と日本化学療法学会は2日、塩野義製薬が開発した新型コロナウイルス感染症の飲み薬「ゾコーバ」の早期承認などを求める提言書を加藤勝信厚生労働相に提出した。  「医療機関や薬局で対症療法薬も不足しつつあることが報告されている。一刻も早い承認が必要不可欠だ」としている。  塩野義製薬は2月にゾコーバを承認申請。緊急時に医薬品を迅速に審査する新制度「緊急承認」の初適用を求めたが、厚労省は7月、「提出されているデータからは有効性が推定されるとは判断できない」と結論付け、継続審議とした。最終段階の臨床試験(治験)の結果などを待ち、改めて審議される見通し。>

 

実際の提言がこちらです。

新型コロナウイルス感染症における喫緊の課題と解決策に関する提言

 

これに関しては問題点はいくつかあって、自分が考える限りで述べてみると

①両学会のCOIが明確になっていない(とういか何なら感染症学会の理事長は治験に関わっている関係者)

②そもそも薬の効果自体が統計的に有意差がでなかった

③学会自体でこのような意思決定がなされたプロセスがどうだったのか、学会に所属する学会員自体にも明らかになっていない

 

 

正直コロナをめぐり、医療に責任をもつべき医師会や学会の信頼性に疑問符がついているのが現状ではないでしょうか?その中で科学的な実績に基づかないデータを手にして「新薬承認せよ!」っていうのは、どう考えても???しかありません。今後学会がどのような対応をするのか、1臨床医として注視していきたいと思います。

 

 

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