公開日:2022年08月26日

コロナを5類相当にすれば全てが解決する??訳なんて絶対ありません。自分の見たくない現実をみていないだけですよ。

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

コロナの全数把握をどうするか、国が主導で政策決定するのか地方自治体の判断に丸投げするのか政府も意見を2転3転させていますね。

正直コロナを5類相当にすれば開業医が診療できて病院機能も守れる、それで全てが解決で万々歳、なんて甘い考えもっている人は、現場を知り社会保障制度の実際についてよく理解している人は絶対いないと思います。

 

自分が考えるシナリオは

5類相当にする→感染状況の把握が困難になる&医療者従事者とハイリスク患者の感染リスクが高まる→医療スタッフの休職者が増加、そして感染によるADL低下、医療依存度が高くなった高齢者が退院できずに病院に増加→病救急医療の制限が慢性的に継続する

という感じになるかなと思います。

 

 

病院はまずは自分達と入院しているハイリスク患者さんを守らなければいけないため、必ず感染者がサージする時期には発熱患者さんの診療の制限をかけるでしょうし入院制限もするでしょうね。病棟でコロナ流行したら収束させるの、本当にめちゃめちゃ大変だと聞いています・・・

そうなると救急搬送したくてもできない状況が絶対常態化します。開業医も病院が目詰まりを起こしているのならば、発熱外来への制限はかけざるを得ないでしょうし、何より自宅やGHなどの施設で在宅医療を受けている患者さんに関しては病院に搬送自体のハードルが劇的に高くなるでしょうね・・・まさしく感染がコントロールできなくなることにより、希望する医療がうけられなくなる、というのが今後常態化するのではないかと思います。

5類にすれば全て解決、コロナは通常の風邪と同じ・・・・その考えは医療現場の実際を知らない&高齢者含めた救急医療が必要な患者さんの切り捨てがOKと同義語と自分には聞こえます。医療者の中でも2類こそ諸悪の根源、5類にせい!って強く主張している人もいますが、「見たくない現実を直視していない、できない」人は学歴や学力に関係なくどの業界、世界にも一定数いますので・・・・

 

皆さんはこの問題への解決策及び将来の医療提供体制はどのように変化すると考えますか?よければご意見くださいね。

 

 

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