訪問看護=「自宅で看護を提供することが目的」と勘違いしていませんか?
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。
最近当院では多くの在宅療養をしている患者さんを支援するのに、大小様々、色々な訪問看護ステーションの訪問看護師さんと組んで診療させてもらっています。
皆さん本当に細かな点まで観てくれているな・・・ありがたい看護報告を連日もらうのですが、色々な連絡をもらううちに個人的にちょっと疑問に思うことがちらほら出てきています。それは訪問看護ステーションの業務、仕事についてこのステーションさんはどう考えているのかな?っていう点です。
よくある業務の流れとしては①自宅で患者さんの療養に必要なことをアセスメントする→②実際看護を提供する→③内容を医師に報告する、っていう流れなんですが、自分としてはそれだけで方も看護が終わってしまうのはせっかく訪問看護の仕事しているのにもったいないな、と感じてしまいますよ。
訪問看護ステーションさん、訪問看護=「自宅で看護を提供するのが目的」と勘違いしていませんよね?
せっかく患者さんの自宅で生活や介護、医療面など患者さんやその家族の人生自体にアプローチできる訪問看護の仕事なら、単純にただ訪問して自宅でケア、看護の仕事を提供するのを目的にするのでなく、
看護を自宅で提供することで患者さんや家族を勇気づける、感動させる、自宅で家族と共に過ごす意義を再認識してもらう、患者さん自身の人生に彩りを加えてあげる
ことこそが訪問看護の仕事と考えてもらいたい、それができるのが訪問看護の仕事だよって個人的には思いますよ。ケアを提供するのはそのための手段じゃないかなって個人的には考えています。
繰り返しますが、ケアの提供はそれが目的ではなく、ケアを提供することで患者さん家族に感動を与える、それこそが訪問看護の本当の仕事だし看護の仕事なんだよ~、って多くの訪問看護ステーションさんの看護師さんに伝えたいです。が、実際は時間なくて日常ではそこまで個別に伝えられていません!(^^)!なのでここでブログに自分の考えを書いておきますね。
上記はあくまで今井の考えなので現場では割り切って訪問看護=ケアの提供が仕事、と考えて活動する看護師さんも一定数いるのは現実です。でもちょっとそれでは寂しくないかな!(^^)!って思いますよ。
当院は患者さんや家族の人生に寄り添いたい、看護ケアの提供以上のものを目的として訪問看護をやってみたい、そんな看護師さんを求めています。上記の今井と同じ考えで働いてみたいなって思う看護師さんいたら是非ご連絡ください。お待ちしています。
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