公開日:2022年07月10日

経験が少ない訪問看護師さんはそれを補うために何をすべき??

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

最近札幌市内では雨後の筍のごとく訪問看護ステーションさんが増えています。10年以上前から付き合いのある事業所さんはベテランの訪問看護師さんが多いのは当たり前ですが、新設の訪問看護ステーションさんで経験が十分にある訪問看護師さんはほぼいないです。

結果として診療と組んで看護に入ってもらった時に一番気になるのが「患者さんの在宅療養のゴールをどこに設定しているか、訪問看護ステーションとして明確でない」ということです。

つまり中期的な視野をもたずに目の前の事象の対応に追われている、っていう感じです・・・本来なら経験を十分に積んでから独立なり小希望ステーションで勤務すべきでしょうが、まぁそれを言っても・・・

 

自分も未経験から在宅始めたのでよくわかるのですが、経験がないと目の前の患者さんが今後どうなっていくのか最初のうちは全く予想もできないしわからない!(^^)!

5年10年やっていると、ここまでは自宅でできるな、こうなったらちょっと厳しいだろうな、っていう予測が自分でわかるようになってきますが、ないものねだりしても仕方ないですよね。

 

では経験がなく中期的な目標設定が自分たちでできない訪問看護師さん、訪問看護ステーションさんは、経験を少ないことを自覚した時にそれをどう補うべきか?

自分も在宅医療を始めた経験が少ない10年近く前に同じ課題で自分で悩みました。悩んだ結果自分がたどり着いた答えは「事業所内で解決できない問題は他事業所の経験豊富なスタッフに教えてもらう」でした。

自分であったら一緒に組んだベテラン訪問看護師さんに「どう考えますか?」ってこまめに聞いていた気がしますよ。

 

経験が少ないスタッフしかいなくて中期的な展望を自分たちで決められない訪問看護師さん、まずはケアマネさんや在宅医とこまめに情報交換するところからスタートしてはどうでしょうか?場合によっては看護とは関係なく診療に同行するとかも手だと思います。一回訪問する毎に気になった点、今後の事業所の方針を報告して在宅医やケアマネが気になるポイントを教えてもらう、それだけでも大きく違ってくると思いますよ。

特に経験豊富な在宅医がどう考えてどう診ているのかの話を聞くだけでも、かなり頭の中がすっきりとして、「ここまでは頑張る」「こうなったら在宅療養は厳しい」っていう基準が明確になると思います。

 

経験が少ないことはデメリットだけではありません。ここには書いていないですがメリットもたくさんあります。デメリットをできるだけ少なくしてメリットを最大限享受する、そんな活動ができれば魅力的な事業所となるのではないでしょうか?参考にしてみてくださいね。

 

 

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