公開日:2021年06月16日

ワクチンパスポート、7月にも導入~未接種者は社会的行動の制限も~

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

NHKのニュースでワクチンパスポートの記事が出ていましたので紹介いたします。

接種を証明「ワクチンパスポート」 7月めどに導入で調整 政府

「新型コロナウイルスのワクチン接種を証明する「ワクチンパスポート」について、政府は7月をめどに市区町村が紙の書面で発行する形式により導入する方向で調整を進めています。

ワクチン接種を証明する「ワクチンパスポート」はEU=ヨーロッパ連合で導入の検討が進んでいて、日本でも経済界などから海外に渡航する人を対象に早期に導入すべきだという声が上がっています。

これについて政府は7月中旬から下旬をめどに導入する方向で調整を進めていて、これまでに制度の内容を固めました。

それによりますと、ワクチンパスポートは当面、海外への渡航に必要なパスポート=旅券を持っている人を対象にワクチン接種の実務を担う市区町村が接種の記録をもとに紙の書面で発行するとしています。

そして書面には氏名や国籍、旅券の番号のほか、ワクチンを接種した日付などを記載するとしています。

政府はワクチンパスポートの利便性を高めるため、デジタルでの申請や発行も検討することにしています。」

まぁ諸外国の状況をみていれば早急に導入されるだろうと考えていましたので妥当だとは思いますが、今後ワクチンパスポートが標準化されればワクチン非接種者が社会的、経済的な行動制限を受けることになりそうですね。
飛行機やJRなどの搭乗、病院や診療所の利用、飲食店の利用、公共の施設の利用、高齢者住宅の入居などなど・・・ワクチン非接種であればそれらの場面のどこかで制限を受けること、日本ではどのような議論が巻き起こるでしょうか?
個人的には社会活動をするにあたって他者への感染リスクを鑑みると通常の社会活動をするためにはワクチン接種は必須ではないかと思うのですが、現実的にはワクチン絶対打たない主義の人もいますので、それらの人がどうなるか・・・・皆さんはどうなると思いますか?
ちなみに当院が開設する高齢者住宅への入居の際は、ワクチン接種の有無は必ず確認し、未接種の場合は接種して頂かないと利用は難しいかと思います。面会者に関しても同様ですね。
ワクチンパスポートを巡る議論は今後の社会の在り方を規定すると思われますので注視していきたいと思います。

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