公開日:2021年05月30日

在宅医療機関の医療者は自宅療養者への支援をしたいと思っています。ルール整備を市は早急にすべき!!

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

札幌で自宅療養中の方が亡くなることがニュースになっています。在宅医療を提供する医療機関の一つとしては必要な医療が受けることができないまま亡くなったのであれば患者さんや家族が可哀そうでなりません。

札幌の多くの在宅医療に関わるクリニックや病院の医療従事者は、できることなら自宅療養者への医療提供に協力したい、本当にそう思っていると思います。自分もその一人です。

ただ悲しいかな、自宅療養者への医療体制のルール整備は絶望的なほど遅れています。本来であれば自宅療養者が急増するもっと前に、2月~4月にかけてでも自宅療養者が増えた場合に誰がどのように対策するのかを考えておくべきだったと思うのですが、現状では今、そのルールをどうするかを話している段階です。

●自宅療養者をまずは誰が見にいくのか?

●医師と看護師の役割分担は?

●診療報酬の患者負担は、またその徴収はどうするのか?

●休日や夜間の対応は?

●入院の判断と調整は?できないときにはどのような医療を提供するのか

●いつから介入しどの段階で中止とするのか?

●医療者の責任は?

●死亡していた場合どのような手続きになるのか?

考え始めたら本当に色んな問題点があって、それをクリアにする必要があるのですが、札幌市はどう考えているのでしょうか???在宅クリニックの中にはルールがそろっていなくても行動する、というところもありますが、基本的にはルールをきちんと整備した上で医療機関が行動する、それが普通の医療機関の考えかと思います。

そうこうしているうちに自宅療養者は減少に転じるでしょうか・・・・行政は先読みして行動、準備してほしいですね。

 

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