公開日:2020年09月15日

デジタルヘルスの時代に望ましい保険償還の形とは?~AI・デジタルヘルス研究会からの提言~

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

先を予測する、その結果を見据えて行動することが大好きで、自分なりに色々将来を予測してこれまで行動してきました。何を元に将来を予想するの?というと、やっぱり日本の現状で言えば公的資料やその周辺資料を読んでという行動しかない訳で、そんなことで色々と医療に関する資料に関しては時間みつけて読んでいます。

今回はデジタルヘルスのあるべき保険償還について述べてある記事を見つけました。内容かなり面白いので興味ある方は是非一読することをお勧めします。

公益社団法人 医療機器センター より

デジタルヘルスの進歩を見据えた医療技術の保険償還のあり方に関する研究会からの提言

端的にまとめると

A:少子高齢化が進行し「医療の質の向上」と「効率的な医療の提供」という二律背反する課題を克服する 必要がある。そのためにはデジタルヘルスの活用が不可欠

B:進展が期待されるデジタルヘルスについては、その事業化に向けたハードルとして、①マネタイズの難しさ、②ステークホルダーの多さ、③ライフサイクルの早さ、の 3つ 5 が挙げられているが、わが国の保険医療システムの中心は、国民皆保険制度を前提としたものであるため、医療分野においてデジタルヘルスを推進していく観点からは行政による検討が積極的に行われる必要がある。

C:その上でデジタルヘルスに関する医療技術の評価のあり方として以下の 5 つが本文中で提案されている。
① 包括評価
② 得られる効果(アウトカム)による評価
③ データの収集と医療技術の再評価
④ デジタルヘルスに関する医療技術を評価する新しい組織の設置
⑤ デジタルヘルスに関する医療技術に即した報酬項目の新設

 

などなど・・・医療技術の評価をどうしていくのか、社会保険制度の中で事業者のインセンティブをどうつけるのか、早急に判断して行動していく必要がありますね。

個人的にはこのような議論が世間でされている中、それが地域医療や在宅医療に将来的にどのようなインパクトを与えるのかを自分なりに考え、そしてそのために今から何を準備していくべきなのかを考えてみたいと思っています。

 

資料の読み込み、面白いですね!そう思いませんか?

 

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