「がんとの共生のあり方に関する検討会」の資料を読んで感じること
こんにちは、札幌の在宅医&在宅緩和ケア医@今井です。
1月29日に厚生労働省の健康局がん・疾病対策課が主催した「第4回がんとの共生のあり方に関する検討会」の資料がHP上で公開されていました。興味のある方は是非一読してみてください。
ちなみに過去の議論のまとめはこちらです。
2019年3月の第一回目のまとめ
同年7月の2回目のまとめ
同年10月の3回目まとめ
そして1月29日に開催された第4回会議ではがん患者さんの自殺について議論されています(これはHPから資料各自見てみてください、資料の一部の表紙のみ提示します)
ということで色々議論がなされていますが、大まかな流れとしては「「がんとの共生のあり方に関する検討会」は今後このような流れで議論をし2020年中に何らかの方針を示すようですね。
議論の資料を読んでみるとわかるのですが、基本的には国の施策だけあって拠点病院の整備に重点が置かれ、拠点病院の重点支援による波及効果によって地域の緩和ケアやがん支援体制の整備をすすめよう、という視点だなという風に自分には感じられましたよ。
ただ現場の1臨床医の視点で話をすると、病院での緩和ケアを充実させる、病院でのがん診療機能をあげることより、もっと地域や生活に密着したレベルでの緩和ケア、がん患者さん支援のための環境整備をしていかないと効果的に支援にはつながらないのではないかなと思っています。
これからはがんだけでなく、がん×認知症、がん×独居、がん×生活困窮者、などの疾病や生活環境要因まで含めたうえでの生活に密着した上での緩和ケア提供が望まれると思いますが皆さんはいかがでしょうか?それって拠点病院中心の整備で追いつくの?と思いませんか?よければご意見くださいね。
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