訪問看護における”プロフェッショナルな仕事の仕方”とは
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。
訪問診療と外来診療、どちらとも訪問看護師さんにおせわになりながら診療することが多いです。診療のみではつかめない機微に富んだ情報や見立てをフィードバックしてもらうことで、医師は患者さんや家族を2次元ではなく3次元の立体的な形で把握することができると感じています。
ただ悲しいかな、訪問看護師さんの中には何を考えて、どこをみて何を考え仕事をしているのかわからない看護師さんもたまにいます・・・・本当にプロフェッシヨナルな訪問看護師さんなの?と・・・最近あったこれはちょっと駄目だなと思った例としては
①訪問看護のプランを立てるのに医師まかせ。自分達のアセスメントをいうことなく医師が必要と感じるだけ入りますので指示ください、と考えることを放棄している看護師さん
②同じ事業所の居宅からの情報をメインとして行動し、自分達で患者さんや家族が本当に何を困っているのかを把握していない看護師さん
③体調が明らかにこの1か月程度で変化してきているのに、外来医に連絡もなく訪問回数も変えず、さらに緊急対応もしないまま・・・・どうしてと聞くと、ケアマネや主治医から何も連絡がなかったからと。自発的に行動しない看護師さん
ということでそんなことが最近立て続けにおこりましたんで、ちょっとどうかなぁと感じる機会がありました・・・
自分が考えるプロフェッショナルな訪問看護師さんとは「所属する機関の意向や周囲の意見、介入如何に関わらず、クライアント(患者さん)に必要だと思えるようなケアや介入を自分で考え、そしてそれを実際に行える看護師」だと思っています。
例え医師の意見がどうであっても、ケアマネの意見がどうであっても、緊急加算これまでとっていなかったとしても、その時の状況を自分で判断し患者さん本人にとってベストな介入を絶え間なくしていくことができること、がプロとしては必要なんじゃないかなと思います。
訪問看護で働くということは受益者はあくまで患者さん本人が一番であるべきだし、そのために仕事をしていくべき・・・決して人の意見のまま動くような仕事をしてはいけないなと考えますよ。皆さんは訪問看護師のプロフェッショナルとはどうあるべきと思いますか?
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