公開日:2019年08月01日
多くの専門医にかかり、多くのクスリをもらうのはやめませんか?
こんにちは、札幌のかかりつけ医&脳神経外科専門医@今井です。
専門医資格をもつ自分が言うのもなんですが、患者さんは本当に専門医にみてもらうのが好きですよね。自分も専門分野と日専門分野の知識と経験を比較すると、圧倒的に専門分野の知識の方が優っていることを考えれば「何かあったら専門医に!」と考えるのはよく理解できますし、若年~中年者であればそれはいいことだと思います。
ただ高齢になればなるほど、複数専門医にかかるメリット<デメリット、となるのは否めないと思います。
多くの専門医に受診すればするほど多くのクスリが処方され、本当の意味での薬効なんて患者さんも専門医も、門前の薬剤師さんもわからなくなるのが現実ではないでしょうか。あと医療者自身も複数科かかっている患者さんは「自分が主治医ではない」と思いがちですし・・・
もし患者さん自身が薬を減らしたいと強く思うのであれば、やはりすることは総合診療的に体調管理をしてくれるかかりつけ医を探すことが必須だと思います。その医師と相談し必要により専門医を受診する、そういう形こそが高齢者にとってベストな医療の利用法だと自分は考えますが皆さんはどう考えますか?(プラスそのかかりつけ医が介護保険にも熟知して在宅医療もやってくれれば言うことありませんよね)
クスリを減らしたいと思うならまず行動を。自分の健康管理は人任せにせず自分で考え行動していくことが必要ですよね。
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