公開日:2019年07月18日

2020年の診療報酬改定の議論がようやく少しずつ始まりました。

こんにちは、札幌は宮の森のクリニック医師@今井です。

 

医療は2年に1度診療報酬の改定があって都度点数が変化していくのですが、前回の改定が2018年で次回が2020年の来年・・・・毎回夏ごろから本格的に議論が始まり11~12月くらいで骨格決定、その後微調整して2月頃に診療報酬本体が本決まり、というのがここ最近の流れのように感じています。

さてその診療報酬改定の議論ですが、おおまかには中央社会保険医療協議会、略して中医協というところで議論がされています。リンクはこちらです。

自分は結構こういう資料を読み込むようにしています。医者だからただ医療だけきちんとしていればいいんじゃないの?って思う方もいるかもしれませんが、個人的にはそうは思っていません。理由としては

①診療報酬改定の資料は、過去~現在~未来の医療について現在どう国が考えているかが明確に理解できるよくまとまった資料であるから

②医療を地域の中で最適し提供するためにも今後5年から10年どのような社会保障制度になっていくのか、中期的な視点がないとそれに必要なスタッフや事業準備ができないから

③クリニック経営はあくまで、診療所の利益になること=患者さんの利益になること=地域に貢献すること、という3点がつながっていかなければいけないと思っています。クリニックの利益を内部に貯めることなく、どうすればそれを利用し地域に貢献していけるのか、地域で必要になってくる医療や資源はなんなのかを考え続けることが必要だから

などなどが挙げられます。

長いスパンで地域で活動していけるように、地域の患者さんに何かあった時にすぐに頼られるように、不採算の部門でも採算部門でカバーしながら経営していけるように、これらの資料を読みながら次の展開を予想していきたいと考えていますよ。

7月17日の資料は地域包括ケアについても結構議論されているので興味ある方は是非一読してみてくださいね。

 

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