公開日:2018年11月13日

病院→在宅への移行は中々スムーズにはいかないですね・・・・・

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

 

最近ですがやっぱり病院→在宅への移行って結構ハードルが高いのかなぁと改めて思う時がしばしばあります。

 

在宅緩和ケアを受けたい癌の患者さんがいたとしても

急性期病院→まずは緩和ケア病院や一般病院へ転院して

それらの病院→まずは入院して!その後は

体調悪くなったら→帰れない。

体調落ち着いたら→その病院の外来へ通院して→いよいよ体調悪くなったら即入院

っていう流れが一般的になりつつあるように思います。

 

結局患者さんや家族に在宅医療の選択肢があるっていうことを医療機関が伝えるというよりは、患者さんや家族が積極的に”自宅に帰りそこで医療を受けたい”っていう意思表示をしなければ、在宅医療の選択肢を提示されないまま時が流れそのまま最後は結局は病院に入院に・・・・という流れになってしまっている、と感じるのは自分だけでしょうか?

自分としてはまずは病院、っていう考えではなく、まずはファーストチョイスとして可能な限り在宅で過ごせるように医療を受ける、というのが一般的になっていった方が患者さん本位の医療ではないかと開業当初よりずっと思っていますが・・・・・まぁでも中々変わらないですよね。(それでも在宅医のハードルが高いならせめて訪問看護くらい使ってほしいなと思いますが・・・・)

 

愚痴っても仕方ないですが自分達にできることは目の前の患者さんを一人一人しっかりとみていくことのみ!地道に活動していきたいと思います。

札幌で在宅医療に興味のある患者さん家族や医療者の方は気軽にご連絡くださいね。

 

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