公開日:2018年11月12日

訪問看護師をするならば特化した領域の訪問看護よりはまずは幅広く経験した方が絶対いいと思います。

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

訪問看護師のキャリアを考える上で専門特化した看護をしていきたいけれどどうしたらいいだろうか、と聞かれることがままあります。

自分の経験を振り返ると基本的には絶対特化した領域の訪問看護に専従するよりも幅広くなんでも経験できるところをまずは選ぶべきですよ、ってお答えしています。

精神科に特化した訪問看護を行っているステーション、同様に小児に特化したステーション、リハビリメインのステーション、在宅緩和ケアに特化した訪問看護などなど・・・・・・諸々ありますが、訪問看護の道に入る時に特化した分野から入ってしまうと提供できる看護の質や考え方がどうしても偏ってしまうように感じます。

例えばですが在宅緩和の訪問看護であれば対象となる方は治療終了後で本当に緩和ケアがメインになった方を対象とすることが多いでしょう。しかし自分としては、できるのであれば治療中からがん患者さんを必死に支えるような訪問看護を知ってこそ、さらによりよい在宅緩和の訪問看護を提供することができるようになる、と思います。

治療中の揺れる気持ちの患者さんや家族を支援する経験、病気の進行状況にあわせた本人家族のケアのアセスメントって本当に難しいですよね。できるならばそれらも絶対経験してもらいたいです。

 

 

色々な年代や疾患、病状の方、環境の方、特化した領域の訪問看護をしているだけでは在宅医療の、訪問看護の本質、全体像をつかむことは難しいのではないでしょうか?・・・・せっかく在宅の道を目指すのであれば、まずはスタートは裾野を広く、視野を大きくもてるステーションや事業所で働き始めてほしいですね。(決して専門科領域の訪問看護を否定している訳ではありませんので勘違いしないようにしてください。)

その上で自分が興味をもてる、専門性を高めたい領域に進むっていうのが長い目で見たときに必ず訪問看護をしていく上でプラスになる、自分はそう思いますが皆さんはどう考えますか?

一度専門特化した所で働き始めるとそれ以上の領域に自分の興味、関心を広めて働き始めるって結構難しいですしね・・・・

 

という訳で当院のステーション、在宅緩和ケアから認知症、脳血管障害から呼吸器疾患、老衰の患者さんまで本当に幅広く、また多職種での関わり方についても学ぶことができますよ!

札幌で訪問看護の分野に一歩踏み出したいけれど少し躊躇しているっていう方はまずはご連絡ください。キャリアについても色々相談していくことも可能ですよ。連絡お待ちしていまーす。

 

 

 

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