骨折をして病院に行く人、行かない人。
こんにちは、札幌の在宅医@今井です。
本日は朝から圧迫骨折疑いの方の入院調整から始まり、最後は左足の腓骨骨折or足関節骨折疑いの患者さんの診療(絶対病院行かない!)で終了しました。
在宅患者さんのADLが大きく低下する2大原因は骨折と肺炎であることは論を得ないでしょうが、骨折したときにどう対応するかっていうのは本当に人によって、病状によって各々異なりますね。
高齢者で基礎疾患が重篤な人に関しては行っても保存的に治療だよね・・・ってなりそうなので行かないことも多いです。逆に超高齢者であってもADLがかなり保たれていて認知症もない場合は病院に行く選択することが普通ですね。
病院で勤務している医療者って
骨折=すぐに病院、もしくは入院
って考えている人多いですが、実際にはそんなに簡単にクリアカットに判断できる患者さんって在宅では多くないのが実情です。
自分は特に積極的に治療をしない、いわゆる整形内科的な治療を希望する患者さんに関しては行くか行かないかは患者さんや御家族とよく相談して決めることが多いですね。結局NSAIDsやトラムセットなどの投与であれば自宅でもできますし、何より環境が変わらないのはストレスなく生活できていいですよね。自由もありますし・・・・
ということで骨折しても病院に行かないという選択、それもありだと思います。皆さん骨折したら絶対病院にいかないといけないと思っていませんか?固定観念のみで考えず何を大事にするのか、どうすれば今後にとっていいのかってよくかかりつけ医や訪問看護師さんと相談してみてくださいね!
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