公開日:2018年06月14日

AIで内視鏡の部位別、病変診断補助!どんどん技術が進歩していくのは楽しみですね。

こんにちは、札幌の新しい技術が好きな医師@今井です。

毎日新聞よりAI関連の記事の紹介です。

食道・胃の画像、AIが判別 部位特定率97%、撮影の見逃し防ぐ 民間・東大病院チーム

内視鏡撮影した画像が食道や胃など「上部消化管」のどの部位のものかAI(人工知能)が自動判別するシステムを、民間クリニックや東京大病院などのチームが開発した。撮影の見逃しなどを防ぐのに役立つ技術として注目されそうだ。

 開発したのは、民間クリニック「ただともひろ胃腸科肛門科」(さいたま市)の多田智裕医師ら。内視鏡撮影の見逃しなどを防ぐには、撮影した画像が上部消化管のどの部位のものかAIが見分けるシステムが必要だが、これまでなかった。

 チームは、同クリニックに保管されている上部消化管の画像2万7335枚について、ディープラーニング(深層学習)という手法を使ってAIに学習させた。その上で、別の1万7081枚の画像についてAIに上部消化管のどの部位か判別させる実験をしたところ、97・4%の確率で正確に当てた。また、部位別の正診率は、咽頭(いんとう)99・8%▽食道99・2%▽胃下部98・7%▽十二指腸98・1%--などだった。

 AIによる内視鏡画像診断を巡っては、がんなどの病変を精度よく当てるシステムが既に開発されている。多田氏は「今回の成果と組み合わせることで、内視鏡で撮影すると同時に撮影部位を判別し、病変を確認する診断支援システムを確立したい」と話す。【河内敏康】

 

 

 

今回の発見は画像が上部消化管のどの部位かを判別するというものだったようですが、既存のAI画像診断技術と組み合わせればどんどん精度高く病変診断していくことが可能になりますね。

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いやー、これは結構大きなインパクトのある内容ですね。内視鏡医の先生もおちおちしていられないですよ、気がついたら検査は全部AIやカプセル内視鏡などの機械で・・・・ってことになりかねないですからね。

おそらくそう遠くない時代にそんな時代が必ずくると確信していますが、そうなると既存の医師や医療者は何するの?っていうことになりますね。その時に備えて用意しておくことすごい大事ですよね~、皆さんは考えて準備していますか?

 

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