公文書からみる医療の将来についての検討③
昼は久しぶりに医師の知り合いとご飯を食べながら近況についての情報交換をしましたが、気が付いたら1時間以上たっていました・・・・宮の森の蓮華堂、2年ぶりくらいに行きましたが美味しいですね!(^^)!
↓前菜やら炒めものやらの写真です。久しぶりに美味しい中華食べた気がします。
さてさらに続きで公文書からみる医療の将来についての検討③です。
この中で気になった部分は何か所かあるんですが、まずはP9コメ欄<9 医療従事者が本来的に持つべき「プロフェッショナリズム」とは、高度な技能と職業倫理、そして、自己規律を保ちながら患者と社会のためにコミットすることを意味する。「プロフェショナル・オートノミー」が医療従事者個人や職能集団の自由な主張や活動に由来するのではなく、社会的責任を自主的に担うという真の意味での「自律」(セルフ・ガバナンス)に拠るものとなるよう、専門職集団としての矜持と自覚に基づく独立性を体現していくべきである。特に、医療従事者の働き方やキャリア形成を考える際には、プロフェッショナルとしての専門性の追求との両立という観点が極めて重要である。・・・・>っていうところの赤文字の部分です・・・・・・この部分ですが自分の認識としては患者さんのことは当然なのでおいておくとして、医療者のプロフェッショナリズムとは・・・・社会のためにコミットする、っていうこの書き方、プロの医療者なら社会情勢を読んであくまで自主的に行動しなさい、しないのは自己規律がないですよっていっているようで少し乱暴な意見なような気がします・・・・
あと国が言いたいことが凝縮されているのがP14ですね。長いですが引用します。
<また、新たな資格創設を含むタスク・シフティング/タスク・シェアリングや、適切な人材・労務マネジメントの普及等により、医師が医師にしかできない業務に集中することができるようになることで、医師の生産性と医療の質は高まると予測される。さらに、地域主導でニーズに応じた医療機能の分化連携や医師偏在の是正が進むことにより、効率的な医療サービスの提供が可能となり、この場合にも必要な医師数は減る方向に働く。
加えて、診断補助技術の進歩により医師の文献検索等の時間が短縮されることや、遠隔診療の推進により移動時間を縮減して診療を行うことができるようになること等により、医療の質的な向上とともにサービス提供の効率化がもたらされ、必要な医師数を減らすことにつながる。
一方、AI への医療情報のフィードバック等に高度な専門性を有する医師の追加労働が発生するほか、情報基盤のデータを活用した保険者機能の強化、ビジネスへの転用等には、そこで働く医師の需要も発生する。このため、技術革新は基本的に医師の作業を効率化させるものではあるが、全体として必要な医師数を必ず減らすとまで言い切ることはできない。
臨床医以外の分野でも、国際保健、国、都道府県、審査支払機関等の行政関連分野において、医療・公衆衛生等のエビデンス・ベースの政策立案、審査業務等を担う医師や、製薬・医療機器開発、AI 等の医療情報システム構築、医療等のシステム輸出、医療経営支援等のビジネス・フィールドにおいて活躍する医師等の需要は、我が国において今後更に高まると予測され、教育体制の充実を含め、こうした医師の一層
の養成を進めることは不可欠と考えられる 15 。>
国の将来的な医療に関する考え(≒厚生省)が一番端的にまとめられている部分かなと基本的には思いました。皆さんはどう考えますか?
今日はここまで・・・また明日続きを書きまーす・・・