公開日:2016年05月12日
理解するのが難しい訪問看護の制度
新年度から一緒に働き始めた先生に今日は少しだけ訪問看護の制度について説明しました。
①原則は介護保険優先
②医療保険が適応となるのはA)末期の悪性腫瘍や神経難病など、B)特別訪問看護指示書の期間、C)介護保険の適応外の人
③特別訪問看護指示書は疾患の急性増悪が適応で月に1度14日間のみ、月に2回特別訪問看護指示書が発行できるのは気管カニュレ使用下と真皮をこえる褥瘡の状態。
これにからめて札幌市の身体障碍者への助成制度、介護保険の被保険者1号と2号について、医療保険と介護保険の自己負担の割合について、外来の自己負担上限の制度や高額療養費制度などの説明と実臨床への応用について、介護保険を申請しない方がいい場合などなど・・・・・
勉強の時間は30分しかとれなかったのもありますが、とてもじゃないですが理解するのは一回聞いたのみでは難しい内容です。(教え方が悪いのもあるかもしれませんが・・・・)自分も制度を本当に腑に落ちる形で理解するのに半年から1年はかかりました。今後も何度もしばらくは一緒に勉強していく予定です。
制度が複雑になると結局だれも得しません!!何度も繰り返しブログでも言っていますができれば訪問看護の制度も簡素化してほしいですね。(訪問診療ももちろんです)制度がもう少し簡単になれば在宅医療の普及も進むと思うんですが、皆さんはどう考えますか?