公開日:2016年05月13日

在宅ホスピスという選択

現在末期癌の状態の患者さんを常時5人~10人程度クリニックではみていますが、当院に紹介がくるまで皆さん本当に様々な経緯をたどってきています。がん拠点病院からの紹介、HPをみてからの患者さん家族からのコンタクト、ケアマネさんや訪問看護からの紹介などなど・・・・ただそのような患者さん以外の他のほとんどの患者さんが在宅での緩和ケア、在宅ホスピスの選択肢についてはあまり知らされていない、または知らないのではないでしょうか。

限られた時間を住み慣れた自宅で自分らしくすごせる在宅ホスピスは、その人らしく生きることを支える在宅医療のひとつの集大成と思います。どのように札幌の人に最後まで自宅ですごせることができるよともっと知ってもらえるのかなと日々考えています。緩和ケア病棟ももちろんいい点はありますが在宅は在宅の良さは是非多くの患者さん家族に経験してほしいと思います。

医師5人体制となりより専門性の高い診療もできるようになってきました。今後はこの地域を中心にできれば市民の人への在宅ホスピスの啓蒙、在宅医療の実際についての周知活動を積極的にしていきたいと思います。

皆さんの地域、周囲の人は在宅ホスピスという選択肢、周知されているでしょうか?