いつからが終末期となるのか?【2018年診療報酬改定、緊急往診の加算について考える】
こんにちは、札幌の在宅&在宅緩和ケア医@今井です。
GWですが頑張って皆さんレセプト作成しているかと思います。そういえば様式14なんてものもなくなりましたね・・・・・あれってなんだったのか未だに疑問です。
さて2018年の診療報酬改定で緊急往診加算の変更がありました。具体的には以下になります。(赤字が今回追加になった部分)
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(4) 「注1」における緊急に行う往診とは、患者又は現にその看護に当たっている者からの 訴えにより、速やかに往診しなければならないと判断した場合をいい、具体的には、往診 の結果、急性心筋梗塞、脳血管障害、急性腹症等が予想される場合をいう。また、医学的 に終末期であると考えられる患者(当該保険医療機関又は当該保険医療機関と連携する保 険医療機関が訪問診療を提供している患者に限る。)に対して往診した場合にも緊急往診 加算を算定できる。
さて4月分のレセプトを作成し責任をもって保険者に請求する身としては医学的に終末期っていつからなの?って非常に気になっています。
国保や社保にも聞きましたが具体的な返事なし。また請求の手引書が届きましたがその本にも一切書いていません。
この適当さはどうなっているの??
って思わざるをえないですがひとまずそんなことを言っていても仕方ないので当院の規定を決めました。
医学的に終末期の状態とは
1)基本的に進行性であり不可逆的な病態であること
2)予後が6ヶ月以内と考えられること
と規定しました。6ヶ月に関しては在がんの算定の際に一応6ヶ月未満の予後を医療保険での訪問看護、終末期としているからです。
皆さんのクリニックではどう規定されていますか?本当はこれって国なり厚生省なりがきちんと示さなければいけないと思うのですが・・・・・うーん、保険診療、こんなんでいいんでしょうか???
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