ホスピス住宅での訪問看護への規制→当たり前の結果に・・・【老人ホーム値上げ、月10万→30万円に ホスピス「価格競争」の末老人ホーム値上げ、月10万→30万円に ホスピス「価格競争」の末】
こんにちは、札幌のかかりつけ医&病棟医&在宅医@今井です

朝日新聞さんの記事で気になる記事を見かけましたのでシェアします。8月21日の記事です。
老人ホーム値上げ、月10万→30万円に ホスピス「価格競争」の末
「東京都内のケアマネジャーの男性は5月、その「通知」を見て驚いた。
担当する高齢者が暮らす住宅型有料老人ホームが値上げする。月10万円の利用料が、8月から3倍の30万円になるという。
ホームは末期がんや難病の患者ら向け。18~50平方メートルほどの個室が約40ある。訪問の介護と看護の事業所を併設し、看護師らが24時間体制で対応する。
「ホスピス型住宅」とも呼ばれる施設だ。
利用料の内訳は家賃と管理費。部屋の広さなどで違うが、月10万円の部屋が、家賃18万円と管理費12万円に変わる。0円だった食費も1日あたり2160円になると通知された。
家族に相談されたケアマネジャーの男性は「移動が困難な人もいる。短い猶予で3倍の値上げはひどい」と憤った。
ホームは東京23区内にある。最寄り駅から徒歩10分余りという好立地。食費を含めて月10万円という従来の条件は、格安のようにみえる。
「異常なマーケットだった」
運営会社(東京都)の社長が取材に応じ、「これまで同業他社との価格競争を強いられ、値下げを繰り返した」「開設時の料金に戻す値上げ」と説明。「業界は異常なマーケットだった」とも主張した。
ホスピス型住宅は近年、終末期患者らの退院後の「受け皿」として全国で急増した。国には6月ごろから、複数の運営会社の値上げをめぐる相談が寄せられているという。
急激な値上げというより、下げざるを得なかった利用料を相応な水準に戻した、という社長の説明。その背景を取材すると、業界が指摘されてきた「悪弊」の影響がのぞく。・・・」
まぁ逆に言えば、この数年、月20万円以上のコストが「訪問看護に何もしなくても」入ってきていた、いわば暴利をむさぼっていた証拠、とも言えるわけです・・・・
ホスピス住宅における訪問看護については、今回の2026年診療報酬改定で一定のメスが入りましたが、まだまだこの介入は序の口でしょう。28年、30年と実態を確認しながら、もっともっと厳しい改定になっていくはずです。それにつられて(当然ですが)訪問看護全体の診療報酬も厳しくなっていくでしょう。
悪貨が良貨を駆逐する、ではないですが、こういう結果になってしまうのは残念です。でも、訪問看護を取り巻く状況がここまで激変しているのを見ると、致し方ないのかな、と1在宅医としては思います。
ホスピス住宅も、ファ〇トドクターがやっていた夜間往診サービスと同じように、あと数年もすれば「え、それ何?そんなのあったの?」っていう状況になるんでしょうね・・・
皆さんは、訪問看護×ホスピス住宅×営利企業という組み合わせが抱える問題について、何を考えますか?よかったら教えてくださいね。
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